EXOR#Part11_OMRON NX CPUと接続・OPC UA Historical Trend View・Data Transfer Function

今回の記事はEXOR JSmart PanelとOMORN NX CPUと通信し、そしてOMRON NX1 CPUのTagをOPC UA Historical Trend Viewに変換します。

また、EXOR パネルのData Transfer機能について紹介します。Data Transfer 機能を使用することによってプログラムなしでデバイス間に直接データ交換できます。

さ、始めよう!

Implementation

Omron Side

Create tag

Sysmac Studioから新規プロジェクトを作成し、Global Variables項目でいくつかの変数を定義します。Network Publishは”Publish Only”に設定してください。

Export tag

次はTagsをSysmac StudioからExportするため、Tools>Export Global Variables>CX-Desiginerを選択します。

Done!TagがExportされました。

Notepadを開く、Ctrl+VでSysmac StudioからExportしたデータPasteします。先程定義したGlobal Variablesに関する記述が入っています。

Fileを保存しておきます。

保存先を設定します。

Testing Program

オムロン側で簡単なテストプログラムを作成します。

myArrayR32[0]:=myArrayR32[0]+0.01;
myArrayR32[1]:=myArrayR32[1]+0.02;
myArrayR32[2]:=myArrayR32[2]+0.03;

IF myArrayR32[0] >=5.0 THEN

myArrayR32[0]:=0.0;
myArrayR32[1]:=0.0;
myArrayR32[2]:=0.0;

END_IF;

JMoblie Side

今度はEXOR側を設定します。

Add Protocol

OMRON NX PLCと通信するためにConfiguration>Protocols>+で新規Protocolを追加します。

Drop-ListからEthernet/IP CIPを追加します。

Ethernet/IP CIPのパラメータ設定画面が表示されました。

PLC Models

PLC ModelsはEXORパネルと接続するOmron CPUの種類を設定します。

今回のTutorialではOmron NJ/NX Seriesを選びましょう。

IP Address

NX CPUのIP アドレスを入力します。

Done!

Import Tag

次はOmronのTagをImportします。

Omron Sysmac V15を選び>OKで進みます。

先程ExportされたTag list Fileを開きましょう。

Done!TagがImportされました。

このように、オムロンCPUのTagは全部表示されています。

Add Tag

必要なTagにImportを追加しましょう。

必要なTagを選び>右クリック>Add to tagsします。

最後はShow all tagsのCheckboxを外しておけば、JMobile プロジェクトにImportされたのみが表示できます。

Group Tags

プロジェクトが大きくなりますとTagsの数も膨大になり、Group Tagsの機能を使えばTagsを整理整頓できます。

例えば、Omron NX CPUのTagはOmron_NX_1のGroupsにまとめておきました。

このように、Alarm画面にTriggerするデバイスをGroupsに分けられます。

Configure OPC UA Historical

次はEXOR OPC UA Historical機能を構築します。

Add Trends

Trend画面に新しいTrendを追加し、OmronのTagを記録できるように設定します。

Enable the OPC UA Function

次はOPC UA Server Interfaceの設定画面で以下のOptionsを有効にします。

  • Enable Historical Alarms
  • Enable Trends

そしてTags GroupsとAlarms GroupsはOPC UA Historical に適用したいGroupsを選択しましょう(それは先程Groupsを定義する理由で、EXOR のJMobile Runtimeでは多くの機能もはGroupsに管理されています)。

Test From UaExpert

最後に、UaExpertからHistorical機能を確認していきましょう。

Documents>Addします。

Document TypeをHistory Trend Viewを選び>Addで進みます。

Done!EXOR のパネルで設定されたTagを確認できました。

Historical Alarm に設定されたTagをHistory Trend Viewからにも確認できます。

Done!

Start Data Transfer function

次はEXOR パネルのかなり便利な機能を紹介します。これはData Transfer 機能です。Data Transfer 機能を使用することによってプログラムなしでデバイス間に直接データ交換できます。

Configuration

Add Data Transfer Item

Configuration>Data transfersを開き、+ボタンで新しいData Transfer Itemを追加します。

TagA

最初にTag Aを設定します。今回はOmron NX CPU側のmyArrayR32のIndex 5番目データにします。

Tag B

TagBは三菱IQ-R側のIQR_Float32Array_D200_10配列のIndex5番目に設定します。

Direction

次はDirectionを設定します。つまりこの操作はTagAからTagBへ・TagBからTagAへ・もしくは双方向で、今回はB->Aに設定します。

Update method

Update MethodはそのData Transfer機能をTriggerする方法です。今回はOn Timestampe updateにします。

Done!

Table

今度はTables ObjectsをScreenに追加します。Table Objectを使用すればキレイに様々なObjectを並べることが可能です。

Tables>Tableを追加します。

Done!Tableが追加されました。

Grid Layout

TableのLayoutはもちろん自由変更できます。

PropertiesにRowsとColumnsの数を自由設定できます。

今回の例では2×2にします。

Adjust the cell

次はCellの大きさなどを調整します。TableのCellにある>ボタンをクリックします。

Cellの調整画面が表示されます。

このように複数のCellを同時に選び高さなどの調整も可能です。

Add Element inside

最後はTableに必要なObjectを追加しましょう。

このような簡単なDrag And Dropで設定できます。

Result

三菱IQ-R側からTagを現在値を変更すれば、自動的にOmron NX CPU側に転送することができます!

下図のようになります。このData Transfer機能を活用することによってプログラムなし異なるPLCをEXOR パネル経由でデータ交換できます。

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