JTEKT#TOYOPUC NANO_Part3_Ethern/IP Adapterを使ってみよう

今回の記事ではJTEKTのToyopuc CPUでEthernet/IP Adapterを立ち上げ、OMRON NX1 CPUのEthernet/IP Scannerと通信します。

さ、はじめよう!

Reference Link

JTEKT#TOYOPUC NANO_Part1_新しいCPUを使ってみよう
JTEKT#TOYOPUC NANO_Part2_Nano Safety CPUを使ってみよう

Implementation

Toyopuc Side

Link Parameters

PcWin2を起動し、Parameter>Link Parameterをクリックします。

各モジュールの通信パラメータ設定画面が表示されます。

Slot数のPort番号は下記のようになります。

Configure New Link

Link setupをクリックし、Toyopuc内部のEthernet Port設定を設定します。

新しいLinkを追加します。

Rack No

Rack NoをDrop-Listから”Build-in”を設定します。

Slot No

Slot NoはL1を設定します。

Link Module Name

Link module nameを”Ethenret/IP”に設定します。

Done!

Detail Settings

先ほど追加したBuild-in L1 Portを選ぶ>Detailをクリックします。

Etherent/IPの詳細画面が表示されます。

IP Address

IP Address欄で該当するPortのIP addressを設定します。

Connection setup

Connection 0をクリックし、接続設定を行います。

Function をTargetに設定し、SetupをクリックしConnectionの詳細設定を行います。

こちらはConnection0の通信設定になります。

Add PLC Program

今度はPLCプログラムを追加するため、Program1>Main program>右クリック>Add Moduleします。

Add Module 画面が表示され、Module/No番号を入力し、OKで進みます。

Done!

Program

Connecton0の通信状態やOMRON NXに受送信するためのラダープログラムを作成します。

Device Comment

デバイスのコメントを一括編集するため、Edit>Edit Comment>Sequence Commentします。

プログラムに合わせて設定しましょう。

Line Comment

次はLine Commentに適切な記述を入れてください。

LD Program Check

プログラムを作成完了したら、Edit>LD Program Checkでラダープログラムをコンパイルします。

Transfer

プロジェクトをCPUに転送するため、CPU>Write Data>All Program+Parameter+Commentをクリックします。

Yesで進み、プロジェクトをCPUに転送しましょう。

Restart

CPU>Reset/StartでToyopuc CPUを再起動しましょう。

Omron Side

次はOMRON 側を設定します。

Download EDS

下記のLinkでToyopucのEDS FileをDownloadします。

https://toyoda.jtekt.co.jp/support/OfcTpSoftwareList.php?series_id=118&name=&q=&gengo=1

Install EDS File

Sysmac StudioでToyopucのEDS Fileをインストールするため、EDS Library>Installをクリックします。

先程DownloadしたEDS Fileをインストールしましょう。

Create Global Variable

Ethernet/IP通信で使用するGlobal Variableを定義します。

Create Connection

Ethernet/IP Connectionを設定するため、Tools>EtherNet/IP Connection Settingsを開きます。

Ethernet/IP の操作画面が表示されます。

Port2を選び、右クリック>Editします。

Port2のEthernet/IP設定画面が表示されました。

Register Variables

Tag Set>Regisiter AllをクリックしGlobal VariableをEthernet/IPの変数として登録します。

先程定義したGlobal Variableを登録しましょう。

Done!

Add New Ethernet/IP Adapter

右のToolbox操作画面にある+ボタンをクリックし、新しいEthernet/IP Adapterを追加します。

Node Address

IPアドレスは先程Toyopucで設定したものを入力します。

Model Name

Model NameはTOYOPUC-Nano 10GXを選びます。

Revision

Revisionに1を選びます。

Add Target Devices

先程の手順で追加したEthernet/IP Adapterをネットワーク設定に追加しましょう。

Setup Connection Type

Connection TypeはDrop-Listから設定できます。

今回のTutorialではExclusive Only になります。

Input/Output

Input.Outputのインスタンス番号を下記のように設定しましょう。

Transfer to Controller

Ethernet/IP 設定をControllerに転送します。

Yesで進みます。

ConfigurationをRUN中書き込みか、PROGRAM MODEに切り替えて転送するかを選択してください。

Download

to ControllerボタンをクリックしプロジェクトをCPUにDownloadしましょう。

Executeで進みます。

Yesで進みます。

しばらくまちます…

Yesで進みます。

Done!

Result

まずはSysmac Stuido側で、Ethernet/IP Connection画面で右クリックし>Monitorで通信状態を確認します。

Status で現在の通信状態を確認でき、いまはエラーなく通信しています。

Tag Status Tabからでも通信状態の確認が可能です。

今度はPCwin2側から通信状態を確認するため、Monitor>Start CPU Monitorをクリックします。

現在ラダーの実行状態を確認できます。

Monitor>Register+I/O Address Monitorをクリックし、CPU内部のレジスタ現在値を確認しましょう。

こちらはレジスタの一括確認画面です。

Monitor Startをクリックし、デバイス値を監視します。

Done!

先ほど私たちはNo0のEthernet/IP Connectionを設定しましたね。

そしてLink Noの3番目はBuild-in Portとして設定しましたね。

こちらはEthernet/IP Connectionの正常通信FlagとエラーFlagのMemory Areaです。

下記のようにLink番号は3なので、S340からはLink3の接続状態を確認できます。

また、下記のようにLink番号は3なので、S350からはLink3のエラーコードなどを確認できます。

Done!NX CPUからToyopucのデータ受信しました。

Sysmac Stuidoにデータを書き込みます。

Done!Toyopuc側からデータ確認できました。

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