EXOR#Part12_シーメンス S71200をS7 ETHで接続しよう・マルチ言語機能・SFTP機能

今回はSiemens S71200とEXOR XA5パネルのS7 ETH方法の設定で通信し、またJMobile Studioのマルチ言語設定機能・SFTP Serverについて紹介します。

さ、始めよう!

Implementation

Siemens Side

S71200側から設定を行います。TIAを開いてください。

Add New DB

Your Project>Program blocks>Add new blockで新しいBlockを追加します。

Data blockを選び>TypeをGlobal DBにします。

NameでDBの名前を入力し、新しいData blockを作成しましょう。

今回の記事では実数・整数などの配列データを定義します。

Properties

次はDBのPropertiesを設定します。

DBの設定画面が表示されました。

Attributesを選択し、”Optimized block access”のCheckboxを外してください。

DBが”Offset”が表示されました。こちらのOffsetがのちほどのJMobile Studioに使われます。

Security Settings

次はS71200のセキュリティ設定を変更します。ConfigurationからS71200をダブルクリックします。

Connection mechanisms

GeneralのTabからProtection & Security>Connection mechanismsにある”Permitt access PUT/GET communication from remote partner”のCheckboxを入れてください。

Only allow secure PG/PC and HMI Communication

次は”Only allow secure PG/PC and HMI Communication”のCheckboxを外してください。

Access Level

最後はAccess LevelのTabに”Full access”を選択します。

JMobile Side

今度はJMobile Stuido側を設定します。

Add Protocols

Configuration>Protocols>プラスボタンをクリックします。

Simatic S7 ETHを設定します。

Simatic S7 ETHの接続設定画面が表示されます。

IP Address

IPアドレスのFieldにS71200のIPを入力します。

PLC Models

PLCモジュールはEXORパネルと接続されたSiemens CPUを設定しましょう。

今回はS7-1200 CU 1211/1212にします。

Slot

SlotはS71200の場合は基本0に設定します。

Add Tags by Manual

JMobile StuidoはManualでTagを追加とFileからTagを追加する2つの方法があります。

まずはManaulのTag追加方法を説明します。Tags>Protocolを選択し>プラスボタンで新しいTagを追加します。

Tagの設定画面が表示されます。

Memory Type

Memory TypeはJMobile RuntimeがアクセスするSiemens Tagのデバイス種類になります。

  • Internal Memory=M
  • Data Block=DB
  • Input=I
  • Output=Q

になります。

今回はData Blockを設定します。

Data Block

Data BlockはJMobile RuntimeがアクセスするSiemens のData Block番号を設定します。

今回の記事は1で、つまりDB1にアクセスすることになります。

TIAからData Blockを開くと[DB1]が表示され、つまりこのData Blockの番号は1です。

Offset

OffsetはJMobile RuntimeがアクセスするSiemens のDB1のアドレスにOffsetを設定します。

今回の記事は0で、つまりDB1.DBX0からアクセスすることになります。 

Data Type

Data TypeはJMobile RuntimeがアクセスするSiemens Data Block内にある変数のデータタイプになります。

今回の記事はfloat[]に設定するので、つまり実数の配列になります。

Arraysize

Data Typeはfloat[]に設定することにより、ArraysizeのFieldが入力できるようになります。

Arraysizeは配列の長さで、いまArraysize=4なので、つまりfloat[4]になります。

Done!いまはDB1.DBD0からDB1.DBDDBD12まで、実数配列のFormatをJmobileからアクセスします。

先程の設定でJMobileがアクセスするはarrReal変数になります。

One More Example!

もう1つの変数を設定していきましょう。

  • Memory Type=Data Block
  • Offset=16
  • Data Block=1
  • Data Type=byte[]
  • Arraysize=6

つまりこのTagがアクセスするのは、SiemensデバイスはDB1.DBB16からDB1.DBD21のByte配列になります。

Screen

プロジェクトに数値表示の部品を追加します。

Result

Done!SiemensとJSmartパネルが通信できました。

Add Tags From File

1つずつTagを追加するのは面倒なので、JMobile StuidoがFileからTagsを一括追加することもできます。

Export From File

TIAツールからData Blockを選び>Tools>Generate source from blocks>Selected blocks onlyをクリックすれば該当するData BlockをExportできます。

Export先を設定します。

Import to Jmobile Studio

TIAからData BlockをExportしましたので、今度はJMobile StudioからこのFileを使ってTagを一括Importします。

Tags>SiemensのProtocolを選択>Import ICONをクリックします。

TIA Portal V13, V14 or newerを選びます。

Watched dictionary fileにある…ボタンをクリックします。

先程EXPORTしたFileを開きます。

Wrong File name画面が表示されました。

DB番号を入力します。今回はDB1なので1を入力します。

Done!TagがImportされました。

Select Tags to Import 

必要なTagをImportしましょう。

MultiLanguage Settings

次はマルチ言語設定について説明します。

どこのHMIでもマルチ言語の機能がありますのでEXORのパネルももちろん対応可能です。

Configuration>MultiLanguageをクリックします。

MultiLanguageの設定画面が表示されました。Defaultでは英語のみです。

Add New Language

+Addボタンで新しい言語を追加します。

新しい言語追加されました。

Language Code

今回のExampleでは日本語を設定しますので、Language CodeをJp-JPにします。

Writing System

Writing SystemをJapaneseにします。

Default Font

Fontを設定します。

Language Name

Languageをわかりやすい名前に変更しましょう。例えばENGとかJAPとか。

Edit Your Text

次はEngとJapの列で英語表示と日本語表示を入力すればOKです。

Language Change Event

言語の切り替えActionはMultiLanguage>SetLanguageを選択し、LanguageのDrop-Listから表示したい言語を設定すればOkです。

Result

Done!日本語と英語の切り替えができました。

FTP Function

最後はFTP機能を紹介します。EXORのパネルにはSFTP Serverが内蔵され、他のPCからEXORパネル内部のFile Systemにアクセスできます。

SFTP ServerをLoginするために、この権限を持つUserが必要です。

User権限を編集するため、Security>UserGroupsを開きます。

Activate FTP authorization

Authorization Settingsをクリックします。

Admin Authorizationsの画面が表示され、”Enable FTP Authorization”のCheckboxを入れてください。

Test with WinSCP

最後は無料のSFTP Client WinSCPソフトをPCにインストールし、PCから接続すればOkです。

File Protocol=SFTP

Hostname=EXORパネルのIP

UsernameとPassword=先程設定したUserとそのPassword

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