Opto22#Ignition edgeを使ってみよう

今回の記事ではEPIC PLCが内蔵してるIgnition EDGEを立ち上げ、ModbusでTURCKから取ったデータをOPC-UA ServerのNodeに変換させ、EPIC PLCのGroov Viewで表示させます。

さ、はじめよう!

Ignition Edge?

Ignition Edgeは簡単にネットワークのリモートエッジで重要なデータをキャプチャ、処理、視覚化することが可能なツールです。

新しいEdge製品ラインは、従来の5つのEdge製品を2つのEdge製品に統合したものです: Ignition Edge IIoTとIgnition Edge Panelが入っています。

Ignition Edge IIoT

Ignition Edge IIoTは、タッチパネルやクライアント端末などを、軽量でMQTT対応のエッジゲートウェイに変え、リモートデータ収集などができます。デバイスの位置でデータをポーリングし、ビジネス・システムやアプリケーションがアクセスできるMQTTサーバーにデータを公開するのに理想的です。

現在Ignition Edge IIoTに含まれるドライバーのタグとデバイス接続は無制限で、スクリプトの実行、REST APIの作成、中央サーバーへのデータ同期、EAMエージェントゲートウェイとしての機能が含まれます。

Ignition Edge Panel

Ignition Edge Panelには、Ignition Edge IIoTのすべてに加え、HMI用のローカル視覚化機能が含まれています。Edge Panelの視覚化システムとして、Perspective(2セッション)またはVision(1ローカルクライアント、1リモートクライアント)のいずれかを選択できます。

Edge Different from Standard Ignition?

Ignition Edgeの機能は、標準のIgnitionプラットフォームよりも制限されています。Edgeにはデータベース接続機能はなく、履歴とイベントログ用に35日間の内部データストレージになります。。

GroovEPIC x IgnitionEDGE?

Inductive Automation®の2つの製品がgroov EPICとgroov RIO MM2モジュールで利用可能です:フルイグニッションまたはイグニッションエッジ®。

  • full Ignition 
  • Ignition Edge®.

Inductive Automationの製品は、IIoTアプリケーションのために、OPC UAとSparkplugまたは文字列ペイロードによるMQTTという2つの重要な接続性を提供します。

また、full Ignitionは、OPC UAサーバーへの外部アクセス、スクリプト、データベース・サポート、幅広いIgnitionモジュールも追加します。

OPC UA

OPC UA サーバーはgroov EPIC と groov RIO MM2 の Ignition と Ignition Edge で利用できます。またIgnitionはAllen-Bradley®、Siemens®、Modbus®、Opto 22 groov EPIC、groov RIO、SNAP PACなどのデバイスからデータを取得し、OPC UA ServerのTagとして変換できます。

つまり、これらのシステムからのデータを見たり操作したりするために、別のデバイスを購入し、設定し、メンテナンスする必要がないのです。

現在対応してるDriverは以下になります。

  • Allen-Bradley PLCs
    • Logix
    • SLC
    • PLC-5®
    • MicroLogix™      
  • Siemens PLCs:
    • S7-300
    • S7-400
    • S7-1200
    • S7-1500                
  • Modbus/TCP device
    • Modbus RTU over TCP

注意するのは他のDriverは別購入が必要です。

MQTT

IgnitionとIgnition Edgeでは、MQTT伝送モジュールも利用できます。MQTT(Message Queue Telemetry Transport)はpub-subプロトコルで、その構成から多くのIIoTアプリケーションに適している。

groov EPICとgroov RIOのMQTTでは、文字列ペイロードかSparkplug B Payload仕様を使うことができます。Sparkplug は MQTT 上を移動するメッセージを定義し、リモートデバイスやアプリケーションからのデータが最新で有効であることを検証します。

Summary

OPC UAとMQTTの両方を使えば、産業用PCや追加のファイアウォール、高価なネットワーク接続を必要とせず、A-B、シーメンス、Modbus、Opto 22の各システムとの間で、非侵入的な方法でデータをやり取りすることができます。

Reference Link

Opto22#Groov viewを使ってみよう
三菱#TURCKのIO-Link MasterをEthernet/IP で繋ごう

http://soup01.com/ja/category/opto22/

Ignition Edge Status

EPIC PLCが有効かどうかをGroovMANAGE画面から確認しましょう。DefaultではIgnition EdgeがRunningになり、ConfigがEnableになっています。

Ignition Edge Configuration

”Open Ignition Edge”ボタンでIgnition Edgeの設定画面を開きます。

こちらはIgnition EDGEの画面になります。

Sign in

最初は”Sign in to Reset”をクリックしシステムにLoginします。

  • Username :admin
  • Password :password

Rest Trial

Loginが成功したら”Reset Trial”をクリックしTrial 時間をリセットします。ライセンスなしで1回2時間まで実行でき、そのあとシステムが止まり、また手動でリセットする必要があります。

Setup the User

CONFIGUREボタンをクリックしUser設定を行います。

SECURITY>Users,Roles Menuを開きます。

こちらはIgnition EDGEのUser設定画面になり、アプリケーションに合わせてUserの追加・編集などを行ってください。

OPC UA Server

先程Ignition EDGEが各デバイスからデータを収集しOPC UA ServerのNodeとして変換できると言いました。まずIgnition EDGEのOPC-UA Server設定を行います。

Anonymous Access

OPC-UA Serverの実際運用ではAnonymousアクセスは無効にするべきですが、いま接続検証するだけなのでAllow Anonymous AccessのCheckboxを入れてください。

Server Port

Server PortはOPC UA Serverの接続Portを設定でき、Defaultでは4096になります。

Save Changes

最後は”Save Changes”をクリックし設定を適用します。

Devices Configuration

次はIgnition EDGEを収集したいデバイスの通信設定を行います。Ignition EDGEはDevicesから収集したデータをOPC UA ServerのNodeに変換でき、”Devices”は収集したいPLCやEDGEデバイスなどになります。

Devicesを設定するため、OPC-UA SERVER>Devicesを開きます。

Create new Device

Devicesの設定画面が表示され、”Create new Devices”をクリックします。

Protocol

Protocolの選択画面に変わり、今回はModbus TCPに設定し、Next>で進みます。

Ports 

Modbus TCP ServerのPortを設定します。今回はTURCKのIO-Link Masterデータを収集します。TURCKのデバイスのModbus TCP ServerがPort 502です。

Name・HostIP

次はNameでModbus TCP Serverの名前を入力し、Host NameはModbus TCP ServerのIPアドレスに設定し、最後は”Create New Devices”ボタンをクリックします。

Status

Done!新しいDevicsが追加され、Statusでは”Connected”状態に変わります。つまりIgnition EDGEとModbus TCP Serverが通信しています。

Address

More MenuからAddressesの項目があり、Modbus TCP Server内にアクセスしたいレジスタを設定できます。

Add new Access

こちらはAddress Configurationの画面になります。”Add Row”をクリックし新しいアクセスを追加します。

1つRowが追加されました。

Prefix

PrefixはそのAddress名の前置き設定になります。

Start

StartはこのRowにアクセスしたいレジスタの開始番号になります。

End

EndはこのRowにアクセスするレジスタの最後の番号になります。

Unit ID

Unit IDはModbus TCP ServerのIDになります。

Modbus Type

Modbus TypeはこのRowでアクセスするModbus レジスタの種類になります。

Modbus Address

Modbus AddressはこのRowでアクセスするレジスタ番号になります。

Result

Done!Saveボタンに通信設定を保存すると、StatusはConnectedだと表示され、つまり通信OKです。

Groov View Configuration

次はGroov ViewからIgnition EDGE経由でアクセスしたデータを追加します。

Add OPC UA Server Access

Add New Devices>OPC UA Serverを追加します。

Groov Viewと接続するOPC UA Serverの設定画面が表示されます。

Name

Name 欄で接続するTagの名前を入力します。

Sever URL

こちらはOPC UA ServerのEnd Pointになります。今回の記事ではIgnition EDGEのLocal OPC‐UA Serverと接続するので、127.0.0.1:4096を入力します。

Server URLの欄の下に小さな”2”のボタンがあります。

先のボタンをクリックするとOPC UA Serverの接続ガイドが表示されます。

Test Connection

最後は”Test Connection”をクリックし、EPIC PLCとOPC-UA Serverの接続を確認しましょう。

Done!

Add Tags

最後はTagをGroov Viewに表示させましょう。

また、OPC-UA Serverの接続状態もDiagnosticsのFolderから、必要なTagを画面に追加できます(例えば接続状態・Port番号など)。

Done!

Result

Groov ViewがIgnition EDGEにOPC-UA 経由でTurckのIO-Link Masterデータを取得し表示できました。

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