こちらは新しいシリーズでFATEKのSC シリーズSERVOを使用し様々な記事を展開していきます。最初にツールのインストール・操作・接続・Downloadの基本から紹介していきます。
さ、FAを楽しもう。

前書き
いつも私の技術ブログとYouTubeチャンネルをご覧いただき、心より感謝申し上げます。また、いまFullさん(full@桜 八重 (@fulhause) / X)と共に毎週水曜日の夜にお届けしている「高橋クリス」ラジオ番組を運営しています。
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http://soup01.com/ja/category/fatek/
仕様
今回記事で使用するSERVOはMA6-020M3050A06B2Nで、17Bitエンコーダ付きの220v仕様です。

配線例
こちらはSC3 Servoシリーズ単相で使用するときの配線例です。

ツールダウンロード
FatekのHPからSERVOの調整ツールProTurnerのセットアップをDownloadしてください。
https://www.fatek.com/en/download.php?act=list&cid=157

ツールのインストール
先程DownloadしたProTuner ツールのセットアップFileを起動します。

Next>で進みます。

ライセンスを同意し、Next>で進みます。

会社の情報を入力し、Next>で進みます。

Next>で進みます。

Next>でさらに進みましょう。

Next>で進みます。

少々お待ち下さい。

Done!ProTunerがインストールされました。

ProTuner起動
それではProTunerツールを起動しましょう。

しばらくお待ち下さい…

Done!ProTunerのServoドライブ接続画面が表示されます。

接続
FATEKのSERVO DRIVEとPC間をUSBで接続します。

COMのDrop-Downリストから適切なCOM PORTを選択します。

次はSearchボタンをクリックします。

Done!FATEKのSCシリーズのSERVOを検索できました。

次はConnectボタンをクリックし、SERVOとPCを接続します。

Done!

サーボ情報
Servo→Servo Infoをクリックし、現在SERVOモータの情報を確認できます。

Done!下図のようにSERVO DRIVEとモータの型式・分解能などの情報を確認できます。

システムモニター
次はServo→System Monitorをクリックします。

これで現在SERVOのアラームやIO端子などの状態を確認できます。

アラーム表示
Servo→Alarm Displayをクリックします。

SERVOのアラーム情報の確認・もしくはリセットが可能です。

IO状態
Servo→IO Stateをクリックし、現在SERVO DRIVEのIO端子の入出力の状態を確認できます。


軸名
Servo→Axis Nameで現在接続してるServoの名前を設定・確認できます。


Axisの隣にあるCheckboxを入れ舞うs。

そしてAxis Name欄をクリックします。

Axisの名前を設定し→Applyします。

最後はWriteボタンをクリックし軸名をServoに書き込みます。

Done!

アブソリュートエンコーダのリセット
初期出荷のSERVOにはアブソリュートエンコーダのリセット操作が必要です。Servo→Absolute Coder Resetをクリックします。

Execute で進みます。

次はExecuteボタンをクリックします。

もう一回Executeをクリックします。

Done!(なぜが中国語ですが)

Servo ドライブの電源を入れ直したら、A810のエラーが解除されました。

オンラインパラメータの編集
Edit Parameters→Edit Online Parametersをクリックし一部のパラメータをそのままONLINE修正変更です。

パラメータを編集する
次はEdit Parameters→Edit Parametersで内部パラメータをOFFLINEで編集します。

単相電源供給有効のパラメータPn00B
自分は自宅でServo Driveを試験していますので、基本は単相しかありません。Pn00B→Hex1をクリックします。

下図のようなパラメータ編集画面が表示されます。

Hex2を1に設定します。

OKでパラメータの変更を確定します。

Done!パラメータが編集された部分は緑になります。

パラメータ書き込む
次は下図のボタンでパラメータをSERVO DRIVEに書き込みます。

パラメータ読み込む
また、下図のボタンをクリックしSERVOのパラメータを読みだせます。

保存
最後は下図のボタンでパラメータをテキストFILEとして保存できます。

結果
Done!Servoの電源を入れ直したら、エラーが解除できました。

Jog操作
最後はProTunerからServoのJog操作を紹介します。Jogをクリックしてください。

OKで進みます。

こちらはProTunerのJog操作画面です。

Servo OnでServo電源入れます。

Done!Servo Onに変わりました。

最後は下図のボタンでServoの正回転・逆回転をしましょう。
