こちらは新しい記事シリーズでイタリアのPixsys社のWEBパネルを使用し様々な検証を行います。最初にOPEN-BOXしたあとの初期設定などを紹介します。
さ、FAを楽しもう。
前書き
いつも私の技術ブログとYouTubeチャンネルをご覧いただき、心より感謝申し上げます。また、いまFullさん(full@桜 八重 (@fulhause) / X)と共に毎週水曜日の夜にお届けしている「高橋クリス」ラジオ番組を運営しています。
技術は独り占めせず、届けるもの
私たちは工場の生産技術や制御に関する技術情報を、ブログや動画などで無料公開しています。「知識は誰でもアクセスできるべき」という信念のもと、現場で役立つ具体的なノウハウやトラブル事例などを発信してきました。すべて無料で続けているのは、「知らなかったせいで困る人」を少しでも減らしたいからです。
また、もしあなたの現場で…
- 「このPLCとデバイスの組み合わせ、ちゃんと動くのかな?」
- 「EtherCAT通信でうまくいかない部分を検証してほしい」
- 「新しいリモートI/Oを試したいけど社内に検証環境がない」
など、困っている構成や試してみたいアイデアがあれば、ぜひお知らせください。機器の貸出や構成の共有が可能であれば、検証し、記事や動画で発信します(ご希望に応じて匿名対応も可能です)。
支援のかたち
現在、私達の活動はほぼ無償で続けており、記事や動画の制作には、時間と検証環境の整備が必要です。この活動を継続的にコンテンツを提供するためには、皆様の温かいご支援が大変重要です。
メンバーシップ(ラジオの応援)
Fullさんとのラジオをより充実させるための支援プランです。
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あなたの応援が、知識の共有をもっと自由で持続可能なものにしてくれます。これからもどうぞよろしくお願いします。
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技術はひとりじゃもったいない。
WP615?
Pixsys社のWP615はLinux Yoctoオペレーティングシステムをベースにしたウェブパネルで、ウェブサーバ機能とHTML 5ページ表示を統合したデバイスを補完できます。それは、Codesys やTwinCATのPLCに最適なインターフェースとして考案されています。
そして接続性には、マシン/プラント・ネットワークと企業ネットワーク(ERP、インダストリー4.0、インターネット・アクセス)の分離を可能にするため、個別のMACアドレスを持つ2つの10/100イーサネット・ポートが含まれる。
今回記事で使用するのはWP615-A-p4になります。
初期設定
パネルの後ろにあるConnectorに24vDCとアースを配線します。
タッチキャリブレーション
最初にパネルを立ち上げると、タッチキャリブレーションをする必要があります。画面に表示されたPOINTをタッチしてください。
そしてシステムが再起動されます。
WP615の設定画面が表示され、Defaultのユーザー名とパスワードは以下になります。
- User:user
- Password:123456
Done!WP615のDashboardにLoginしました。
VNC Serverの有効
自分のPCからWP615にアクセスできるよう、WP Settings>Remote Desktop オプションを有効にしてください。
表示スタイル
Session>StyleでWP615の表示スタイルをLightもしくはDarkに変更できます。DefaultはLightです。
こちらはWP615がDark MODEの画面スタイルになります。
ターミナル
また、WP615のDashboardから直接ターミナル操作も可能です。
ブザー有効・無効
自分が夜中に作業し、Buzzerがあるとちょっとうるさいので、WP Settings>Buzzer>Buzzerを無効にすることもできます。
表示オプション
WP Settings>Display Settingsから画面の輝度・待機時間などの設定も可能です。
ネットワーク設定
WP615本体のEthernet インタフェース設定を行います。左にあるMenuからNetworkingをクリックしてください。こちらのNetworking画面から現在のネットワーク設定や負荷などの情報を確認できます。
そして設定したいEthernetインタフェースのIPV4の隣にあるEditボタンをクリックします。
AddressをManualに固定IPを設定します。
実際のアプリケーションに合わせて設定しましょう。
URL
WP Settings>URLでWP615 Web パネルで表示したいWEB Serverを設定します。
そして隣にあるTest URLボタンをクリックし、現在WP615 WEBパネルが該当するURLにアクセスできるかをチェック可能です。
下図のような画面になります。
注意するのは一旦URLを設定したあと、WP615 Webパネルの初期起動画面が設定用のDash board表示しなくなるので、WP615 Webを起動する際、右にあるSTOPボタンを長押しすれば設定Dashboardをアクセスできます。
再起動
そしてWP615 Webパネルを再起動するには画面の左上を長押してください。