こちらは新しいシリーズで、PerinetのperiMICAから様々な検証を展開していきます。最初にStartkitのOpenbox・電源接続から始めます!
さ、FAを楽しもう!

前書き
いつも私の技術ブログとYouTubeチャンネルをご覧いただき、心より感謝申し上げます。また、いまFullさん(full@桜 八重 (@fulhause) / X)と共に毎週水曜日の夜にお届けしている「高橋クリス」ラジオ番組を運営しています。
https://open.spotify.com/show/6lsWTSSeaOJCGriCS9O8O4
技術は独り占めせず、届けるもの
私たちは工場の生産技術や制御に関する技術情報を、ブログや動画などで無料公開しています。「知識は誰でもアクセスできるべき」という信念のもと、現場で役立つ具体的なノウハウやトラブル事例などを発信してきました。すべて無料で続けているのは、「知らなかったせいで困る人」を少しでも減らしたいからです。
また、もしあなたの現場で…
- 「このPLCとデバイスの組み合わせ、ちゃんと動くのかな?」
- 「EtherCAT通信でうまくいかない部分を検証してほしい」
- 「新しいリモートI/Oを試したいけど社内に検証環境がない」
など、困っている構成や試してみたいアイデアがあれば、ぜひお知らせください。機器の貸出や構成の共有が可能であれば、検証し、記事や動画で発信します(ご希望に応じて匿名対応も可能です)。
支援のかたち
現在、私達の活動はほぼ無償で続けており、記事や動画の制作には、時間と検証環境の整備が必要です。この活動を継続的にコンテンツを提供するためには、皆様の温かいご支援が大変重要です。
メンバーシップ(ラジオの応援)
Fullさんとのラジオをより充実させるための支援プランです。
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知ってたら助かること、届けたいだけです
あなたの応援が、知識の共有をもっと自由で持続可能なものにしてくれます。これからもどうぞよろしくお願いします。
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技術はひとりじゃもったいない。
Perinet?
ディートマー・ハーティングがスタートアップとして2018年に設立したベルリンのPerinet GmbHは、センサーとアクチュエーターのクラウド、インターネット、企業ITへの直接的でスマートかつ安全な接続を専門とする20人以上の従業員を擁している。
Perinet GmbHのビジョンは、標準に基づいて、現場レベルからIT(クラウドを含む)まで、エンドツーエンドのインフラを実現することである。
デジタル化を成功させるには、データハブと現場レベルのセンサーやアクチュエーターをシームレスにつなぐ強力なインフラが必要です。
Perinet GmbHはこの課題に取り組んでおり、SPEのような実績のあるオープンスタンダードに基づいて適切なコンポーネントを開発した世界初の企業です。

Starter Kit Plus?
スターターキットプラスは、本格的なIoTアプリケーションのスタート地点です。periMICAモジュラーエッジコンピューター上でソフトウェアコンテナとして実装される付属のロジックは、独自のアプリケーション開発の可能性を示しています。この目的のため、Perinetのパートナー企業の一部は、グラフィカルに、あるいは既知の(ソフト)PLC言語を使用してロジックを設計できるソフトウェアプラットフォームを提供しています。
スターターキット・プラスには以下の部品も含まれています:
- periMICA モジュール式エッジコンピュータ
- periNODEスマートアダプター0-10V距離センサー付き
- periNODEスマートアダプタGPIOコンタクタスイッチ
- periSTARTメディア・コンバータ
- periSWITCH 3ポート・スイッチ
- periLINEハイブリッドSPEケーブル
センサー、アクチュエーター、必要なハイブリッドSPEコンポーネントに加え、スターターキットPlusには設定済みのperiMICAモジュラーエッジコンピューターが含まれています。
これにより、Grafanaダッシュボードを介したセンサー値の可視化、センサーとアクチュエーター間の特定のロジックの実装、256ビットのエンドツーエンド暗号化を備えた特許取得済みのPKI2goセキュリティ・コンセプトの詳細なデモンストレーションが可能になります。

SPE..
Perinetのスターターキットプラスにより、ネットワークセンサーとシングルペアイーサネット(SPE)に基づく真のエンドツーエンドでセキュリティの分散型IIoTアプリケーションが提供されます。スターターキットプラスは、スマートセンサーアダプターで提供される距離値に基づいてアクチュエータ(すなわちコンタクタ)を切り替える簡素化されたデモシステムを実装します。
同梱のモジュラーコンピューティングデバイス「periMICA」は、アプリケーション自体の計算例に加え、デモ用にパスワード不要のセキュリティ(PKI2Go)とダッシュボードユーザーインターフェース(Grafanaベース)を提供します。提供されるサンプルアプリケーションは、オンラインで入手可能な各種ドキュメントによってサポートされています。
主な特長
- センサー接続用ハイブリッドSPE対応
- 分散型ネットワークアプリケーションに対応
- ゼロコンフィギュレーション(設定不要)ネットワーク
- 特許取得済み技術
- periNODE スマートアダプタ 0–10V
- periNODE スマートアダプタ GPIO
- periMICA モジュラー型エッジコンピュータ
- periSTART メディアコンバータ
- periSWITCH 3ポート ハイブリッドSPEスイッチ
- periLINE ハイブリッドSPEケーブル
初めてのスタート!
それでは実際に始めましょう。
Webサーバーにアクセス!
下記のLinkからPerinetデバイスにアクセスします。
xxxxはデバイスの背面に記載されています。
Username:admin
Password:デバイスの背面に記載されています。

Done!それでPerinetのデバイスのWeb Serverにアクセスできました。

認証をダウンロードする
Perinetにアクセスするにはデバイスの証明書をインストールする必要があります。Home 画面にあるGettingStartedをクリックします。

Donwloadボタンをクリックします。

.crtをインストールする
こちらはPerinetデバイスからDownloadしたZIP FILEです。最初に.crtをインストールしていきますので、このFILEをダブルクリックします。
.crt ファイルとは、Certificate(証明書) を指します。SSL/TLSなどで使われる「公開鍵証明書(Public Certificate)」が入っています。
- 用途:Webサーバやクライアントが正しい相手か確認するためのもの
- 中身:公開鍵(Public Key)+証明書情報(発行者、期限、ドメインなど)
- 形式:Base64形式(テキストで中身が見える)またはバイナリ形式

Install certificateをクリックします。

Local Userを選び、Nextで進みます。

Place all certificates in the following storeを選び→Browseをクリックします。

Trusted Root Certification Authoritiesを選び→OKで進みます。

Nextで進みます。

FinishでCertificationののインストールを完成します。

Done!

.p12をインストールする
次は.p12 FILEをインストールします。先程Downloadした.p12 FILEはをダブルクリックします。
.p12 ファイルとは、PKCS#12形式 と呼ばれる「証明書+秘密鍵」をまとめたアーカイブファイルです。
- 用途:証明書と秘密鍵を1つのファイルにまとめ、パスワードで保護して安全に持ち運ぶため。例:Webサーバ設定、VPN接続、クライアント認証、コード署名など。
-
中身:
- 公開鍵証明書(.crtの内容)
- 秘密鍵(Private Key)
- 中間証明書(CA Chainなど)
- 特徴:開くときにパスワードが必要な場合が多い

Nextで進みます。

下記のようなに設定し、Nextで進みます。

Automatically select the certificate store..を選択し、Nextで進みます。

Finishで.p12 Fileのセットアップを完成します。

Done!

設定
今度はperiMICAのWeb Serverにアクセスし→Settingsをクリックします。

Time & Dateをクリックします。

時間を現地に合わせて設定してください。

ダッシュボードを開く
最後は先程わたしたちがインストールした証明書など正しいかをチェックしましょう。Home→Dashboardをクリックします。

Done!

またMQTT Brokerにもアクセス可能です。
