Phoenix Contactは新しいパネルシリーズWP6000をリリースしました!今回の記事ではWebパネルをどうやって製造現場などで活用できるかを紹介します。
さ、はじめよう。
紹介動画
こちらは実際自分が様々なメーカーのハードウェアを構築し、Phoenix ContactのWeb パネルを活用する動画や構成紹介です。
よかったらどうぞ!
PhoenixContact.WP6000 新しいWebパネルを試しました!
Thanks!
今回の記事で使用するデバイスの一部はフエニックス・コンタクトJapanが貸してくださったものです。誠にありがとうございます。
フエニックス・コンタクトは1923年ドイツで設立、全世界55拠点、20,300名の従業員が働くグローバル企業です。
“All Electric Society”のコンセプトで、すべての産業セクターで包括的に電動化、ネットワーク化、自動化の実現などのソリューションを提供していくことを掲げています。産業用生産設備、インフラ、エネルギー、電子機器の接続など様々な用途にフエニックス・コンタクトの製品が使用されています。
日本のフエニックス・コンタクト株式会社は1987年12月に、アジアで初の現地法人として横浜で設立され、現在は国内10営業拠点で事業を展開しています。
HPはこちらです。
https://www.phoenixcontact.com/ja-jp/
NEW WP 6000 web panel?
WP6000はフエニックス・コンタクトの新しいウェブパネル製品ファミリーで、操作と監視タスクを効率的に実行する柔軟なプラットフォームです。
そのWP6000シリーズでは、ディスプレイサイズに関係なく拡張可能で、LinuxオペレーティングシステムとQt/HTML5ウェブブラウザと組み合わせることで、ウェブベースのアプリケーションを使用するあらゆるオートメーションシステムに対応します。
また、パネルでは同時に最大4つのタブを開くことができ、ディスプレイサイズが12.1″以上のウェブパネルにはセンサーが搭載されており、画面のバックライトを自動減光または完全にオフにすることができます。
さらに、ウェブベースでないアプリケーションも、統合されたVNCサーバーで実行できる。そしてデバイスのセットアップは、内蔵のCockpitでシンプルかつ簡単に行えます。
- 7インチ~21.5インチワイドスクリーン・ディスプレイ
- PCAPマルチタッチ、グローブフレンドリー&ウェット環境対応
- 最大10個のURLを同時にターゲット
- VNCクライアントとサーバーをプリインストール
- 金属製ハウジングとガラス製前面による堅牢な構造
- HTML5パネル
- ARM® Cortex®-A9 quad core CPU
- フルメタルハウジングが堅牢なパッケージを提供
- 手袋をしたまま、また濡れた環境でも操作可能
How to Use it?
現在のPLCやエッジデバイスではほぼWeb Server機能がついています。
今回記事内で使用した三菱のFX5U・パナソニックのFP7・PLCNEXT AXC F 2152・EPC1522もそうですが、Beckhoff・Codesys・Siemensにも同じの機能が揃っています。
WEBパネルを使用することにより、
- 最新のHMIアプリケーションが常に各デバイスにあります
- HMIの増設や交換が楽になります。いままではその作業は生産技術やSIを現場でHMIのプロジェクトに転送し、設定などの作業がありましたが、WEBパネルのを使用する場合、各HMIなどのアプリケーションは自分のデバイスで常に最新Versionもっていますので、電源をつけ、IPを設定すればも設置完了です。
- JAVAやFlashプラグインのセキュリティアップデートは不要
- Codesys、OpenベースのシステムでJavaScriptアプリケーションの可視化が可能 SSL暗号化されたデータ転送により、安全な通信が可能になります
- 最大限の柔軟性 – HTML5はオープンスタンダードであるため、通信ドライバは不要です。
Configuration
自分のチャンネルにも紹介しましたが、下図のように各PLCやエッジデバイスにも自分のWeb serverがあり、Phoenix ContactのWP6000 Webパネルからアクセスします。
こちらはWP6000 WebパネルからEPC1522エッジPCにアクセスする画面になります。
また、ネットワークがアクセスポイントと繋げれば、WEBパネルなしで携帯やTabletからもアクセスできます!