Schmersal#PSC1安全コントローラー_Part6_Doorロックと繋がってみよう

こちらは新しいシリーズで、Schmersal社のPSC1-C-100-FB1 Safety Controllerを利用し様々な記事を展開していきます。第6話はPilzのドアロックと接続し、Temrinal Input/Outputを使用します。

さ、FAを楽しもう。

Reference Video

Schmersal.PSC1-C-100-FB1 開封しました!

Reference Link

http://soup01.com/ja/category/schmersal_jp/psc1/

Door Control

こちらはDoor Control部品がSafeyPLC2上で設定できる接続タイプです。

Switch typeConnectionsDescription
1 (2 N.C.)NCx2安全ドア・モニタリング
2 (2 N.C. TimeMonitored)NCx2+時間監視機能安全ドア・モニタリング+時間監視
3 (1 N.O. 1 N.C.)NOx1+NCx1安全ドア・モニタリング
4 (1 N.O. 1 N.C. Time Monitored)NOx1+NCx1+時間監視機能安全ドア・モニタリング+時間監視
5 (2 N.O. 2 N.C.) NOx2+NCx2安全ドア・モニタリング
6 (2 N.O. 2 N.C. Time Monitored)NOx2+NCx2+時間監視機能安全ドア・モニタリング+時間監視
7 (3 N.C.)NCx3安全ドア・モニタリング
8 (3 N.C. Time Monitored)NCx3+時間監視機能安全ドア・モニタリング+時間監視

FLIP FLOP Block

FLIP FLOP Blockは、次のような動作になります。

  • FLIP FLOP Blockの初期化時の結果は “0 “です。
  • Set 入力のエッジが “0 “から “1 “に変化すると、結果は “1 “になります。
  • Set 入力の状態が “0 “に戻っても、出力は “1 “のままです。
  • Reset入力で “0 “から “1 “へのエッジ変化が起こると、結果は “0 “になります。
  • 両方の入力を “1 “に設定すると、結果は “0 “となります。

Timer

タイマーBlockは指定された時間遅延設定により、論理結果は “1 “または “0 “になります。

  • Access ID:タイマーの番号で、 プログラムに挿入時に自動的に設定します。 すべてのタイマーを使い切ると、メニューのタイマーコマンドは無効になります。
  • Delay:タイマーを作動させたい時間になります。

こちらはPSC-C-100-FB1のタイマー設定範囲になります。

  • T min = PSC-C-100-FB1のサイクルタイム
  • T max = 533 min (31999992 ms)

注意するのは、PSC1-C-10モジュールのサイクル・タイムは固定されているため、タイマーの仕様は以下のようにする必要があります。また、PSC1-C-100では16msの倍数[24ms、 32ms]にする必要があります。

Edge detection

Edge detection Blockは入力信号の立ち上がりエッジ検知で設定した場合は、デバイスは1サイクルの持続時間のハイパルスを出力します。また、立ち下がりエッジは無視され、入力信号がLowからHighに変化した場合のみ、新しいHighパルスが出力されます。

Edge detection Blockは入力信号の立ち下がりエッジ検知で設定した場合は、デバイスは1サイクルの持続時間のHighパルスを出力します。また、立ち上がりエッジは無視され、入力信号が新たにハイからローに変化した場合のみ、新たなハイ・パルスが出力されます。

Terminals 

Terminals、ファンクショナル・スキームの明確な表現に役立ち、 また他のシートでシグナルを利用できるようにするために使用することもできます。 また、”Output/Input接続点 “要素を設定できます。

Implementation

こちらは今回の記事の構成です。

SCHMERSAL Side

今回の記事ではPart4の続きになります。

Schmersal#PSC1安全コントローラー_Part2_非常停止を繋がろう

Terminal Scheme

こちらは今回記事で定義した部品です。

Add Door Control

Library>InputでDoor Control部品を追加します。

Done!

Peripherals>Inputで先程追加したDoor Control部品も表示されました。

Door Control部品に適切なパラメータを設定しましょう。

Add Door Lock in position Input

PilzのDoorスイッチが閉じた位置であることを検知するために入力部品を追加します。

Add Door Unlock Button

PilzのDoorスイッチをLockもしくはUnlockの操作ボタンを追加します。

Add Door Safety Output

PilzのDoorスイッチのSafety出力を追加します。

Add Door OK Lamp

こちらはNonSafety出力で、PilzのDoorスイッチ状態が正常であるときのみ出力します。

Add Door Unlock Output

こちらはPILZのDoorスイッチをUnlock・Lockするための出力です。

Program

次は安全プログラムを作成します。今回は別のGroupを作成し、ドアロックのロジック部分をカプセル化します。

今回の記事ではTerminal部品を使用することにより、Functional Sheetsがもっとわかりやすくなります。

Terminal Outで転送したい信号を設定し、Terminal Inで同じ信号を設定しましょう。

Terminal inを他の部品と同じように使用しましょう。

次はDoorロックのロジックを見ていきます。

Unlock・Lockボタンを押す度に、もし元の状態がUnlockしてるのであれば、DoorをLockします。また、元の状態がLockしてるのであれば、DoorをUnlockします。

そしてDoorロックの状態がOKであれば、Out_ReadyをTRUEにします。

今回はPart3の記事で作成したGroupロジックを編集します。

Group内にもう1つのTerminal Inputを追加し、Doorロックの正常信号と接続します。

Connect to the Controller

PSC1-C-100-FB1のCOM Portと専用ケーブルをPCに接続します。

SafePLC2>Home>Device Interfaceをクリックします。

Connection Settingsをクリックします。

今回はRS-232ケーブルを使用するので、COM PortをDevice Managerに合わせて設定しましましょう。

最後はConnectボタンをクリックし、CPUとSafePLC2を接続しましょう。

OKで進みます。それでSafePLC2とPSC1-C-100-FB1を接続しました。

Send Configuration

Send Configurationをクリックし、プロジェクトをPSC1-C-100-FB1に転送しましょう。

しばらくお待ち下さい…

Start

最後はStartボタンをクリックし、PSC1-C-100-FB1 CPUをRUN MODEにします。

Result

こちらの動画で動作を確認してください。

Schmersal.PSC1-C-100-FB1 with Door Lock

Footer_Basic

Please Support some devices for my blog

Amazon Gift List

Find ME

Twitter:@3threes2
Email:soup01threes*gmail.com (* to @)
YoutubeChannel:https://www.youtube.com/channel/UCQ3CHGAIXZAbeOC_9mjQiWQ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする