DeltaMotionControl#Part05_ECATモジュールにエントリーを追加しよう

今回の記事はDELTA MOTION社のECATモジュールと安川電機のServopack SigmaXとEtherCAT通信するとき、EtherCAT Telegramに追加情報(例えばError Code・回転層)を設定する方法を紹介します。

さ、FAを楽しもう。

Reference Link

http://soup01.com/ja/category/deltamotioncontrol/

http://soup01.com/ja/category/yaskawa%e5%ae%89%e5%b7%9d%e9%9b%bb%e6%a9%9f/

Implementation

今回使用してるのはDelta Motion社のRMC200コントローラー+ECAT EtherCATマスターモジュールです。下図ではすでにECATモジュールと安川電機のServopack とEtherCAT通信をセットアップしてた状態です。

PDO Mapping

EtherCAT SlaveのServopackをクリックし、該当するSlaveの設定画面を開きます。

今回は安川電機のServopackに回転数をEtherCAT のFrameに追加したいので、PDO Mappingをクリックします。

実はこのプロジェクトにすでにError CodeをEtherCAT Frameに追加済みです。

PDOに新しいエントリーを挿入する

新しいElementをEtherCAT Frameに追加するため、いま使用中のPDO Mappingを選び>Editをクリックします。

Edit PDO画面が表示されます。

Addボタンで新規Entriesを追加します。

CoE Object-Dictionaryリストが表示されます。

今回は安川電機のServopackのモーター回転数をEtherCAT Frameに追加したいので、0x606Cを選択してください。

Done!Velocity Actual Valueが追加され、最後はOKで設定を適用します。

Done!

EtherCATコンフィギュレーションのダウンロード

最後はEtherCATの設定をECATモジュールにDownloadしましょう。

結果

SigmaWINツールを起動し、安川電機のServopackと接続します。そしてDelta Motionに書き込んだEtherCATパラメータがServopackに反映されたかを確認しましょう。

Basic Functions>Edit Parametersをクリックします。

CatalogからEtherCATをクリックします。

PnC70は606C0020に格納され、それはServopackのモーター回転速度になります。

先程追加したエラーコードEntryにもエラーコードが格納されています。

そしてServopackのモータが回転してるとき、その回転速度もEtherCAT経由でECATモジュールに送信し確認できます。

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