こちらは新しいシリーズで、Inovance製のEasy PLCを使って様々な検証を行います。第1話はまずはツールAutoShopの導入と、接続の流れをご紹介します。
さ、FAを楽しもう!
Inovance Easy Series PLC?
Easy Series PLCは高性能、コンパクト、EtherCAT対応PLCであり、以下の特徴があります。
- コンパクトなフットプリント
- シンプルなものから複雑なモーションコントロールが可能な PLC まで、幅広い製品レンジ
- PLCopen 準拠の軸制御
- オフラインデバッグ用のシミュレーションモード
- リアルタイムフィールドバス
- 直線補間と円弧補間用の軸グループ、CAM テーブル機能
- カプセル化、コードの再利用性、拡張性のためのファンクションブロックとファンクションをサポート
- ST、LD、SFC言語をサポート
- 複数の通信プロトコル
- Modbus RTU/TCP
- CANopen(オプション)
- Ethernet/IP(スキャナ)
モデル構成
モデル | 通信 | モーション軸 | EtherCAT対応 | 特徴 |
Easy301 | RS232/RS485 | 4軸 (パルス) | × | コスト重視モデル |
Easy302 | RS232/RS485/CAN | 5軸 (パルス) | × | CAN通信可能 |
Easy320 | Ethernet×2/RS485 | 5軸 (パルス) | × | Ethernet搭載 |
Easy502 | EtherCAT/RS485 | 最大16軸 (EtherCAT) | ○ | 本格モーション対応 |
Easy523 | EtherCAT/Ethernet×2/RS485 | 最大32軸 (EtherCAT) | ○ | ハイエンド構成 |
構成例
リアルタイムEtherCAT通信を使用した強力なモーションコントロールアーキテクチャ
およびEthernet/IPを使用してドライブを制御し、HMIタッチパネルでModbus TCPを使用します。
Autoshop(PC用構成ソフト)
Easy Series PLCはAutoshopというソフトを使用します。
- トレース/軸デバッグツール付き
- オフラインでのシミュレーション可
- PLCopen FB対応でモーション制御も簡単
ツールインストール
InovanceからAutoShopツールのセットアップFILEをもらい、起動します。
Next>で進みます。
インストールのDirectoryを設定し、Next>で進みます。
Next>で進みます。
Next>で更に進みましょう。
Installボタンをクリックし開始します。
少々まってください…
PCとPLC通信用のUSBドライバーをインストールします。
Done!
これはEasy PLCのツールAutoShop画面です。
USB Communication Setup
Easy PLC 502の本体にあるUSB-CコネクターをPCと接続します。
PCとEasy PLC500の通信設定を行い、Tools>Communication Settingsをクリックします。
こちらはCommunication Settingsの画面になります。
Testボタンをクリックし、現在PCとPLC間のUSB通信テストします。
Done!
もしEthernetでPLCと通信する場合、Communication TypeのDrop-listから適切なEthernet Adapterを設定しましょう。
Done!
Upload Project
今度はPLCのプロジェクトをUploadするため、PLC>Uploadします。
Upload Projectの画面が表示されます。
Series and ModelsをEasy500-Easy502に選択します。
Done!PLC内部のプロジェクトがUploadできました。
SAVE
最後はUploadしたプロジェクトを保存するため、File>Save The Project Asしましょう。