C-Lang#WSL2+VS Code_Part1_Windows 11でC言語開発環境を構築

こちらの記事シリーズはCプログラムの勉強やVS CODEなどの環境構築になります。最初に以下の項目を完成させます。

  • WindowsにVS Codeをインストール
  • WSL2をインストール
  • VS Code Serverをインストール
  • VS CODE→WSL2と接続
  • 必要なコンパイルツールをインストール
  • Cプログラムをコンパイル
  • 実行FILEの結果を確認

さ、FAを楽しもう!

前書き

いつも私の技術ブログとYouTubeチャンネルをご覧いただき、心より感謝申し上げます。また、いまFullさん(full@桜 八重 (@fulhause) / X)と共に毎週水曜日の夜にお届けしている「高橋クリス」ラジオ番組を運営しています。

技術は独り占めせず、届けるもの

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また、もしあなたの現場で…

  • 「このPLCとデバイスの組み合わせ、ちゃんと動くのかな?」
  • 「EtherCAT通信でうまくいかない部分を検証してほしい」
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など、困っている構成や試してみたいアイデアがあれば、ぜひお知らせください。機器の貸出や構成の共有が可能であれば、検証し、記事や動画で発信します(ご希望に応じて匿名対応も可能です)。

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Implementation

STEP1:VS Codeインストール

下記のサイドからVS CodeをDownloadし、インストールします。

https://code.visualstudio.com/

STEP2:WSL Ubuntu インストール

次はHost-PCのWSL2にUbuntuをインストールします。

下記のコマンドでWSL上でUbuntuをインストールし、Updateします。

wsl –install -d Ubuntu
sudo apt update
sudo apt upgrade -y

しばらく待ちます…

エラー発生した場合

もし下記のエラーが発生した場合は、Windowsの機能を有効にする必要があります。

Windowsの機能の有効

スタートメニューから”Windowsの機能の有効化または無効化”をクリックします。

Windowsの機能の有効選択画面が表示されます。

Virtual Machine Platform/Windows ハイバーハイザー フラットフォームをCheck入れます。

Linux用 Windows サブシステムのCheckBoxを入れてください。

しばらく待ちます…

Done!次はPCを再起動します。

結果

下図のように、WSL上でUbuntuインストールを完了し、ユーザー名を設定してください。

次はパスワードを入力します。

Done!

STEP3:VS Code Serverインストール

WSL2 Ubuntu上にVS CODEサーバーをインストールします。

VS CODEを起動し、Extensions Tabをクリックします。

Remote Developmentを検索し、WSLをインストールします。

STEP4:リモート接続

Remote Developmentをインストール完了したら、次はHost PCのVS CodeからWSL2のVS Code Serverにアクセスします。

VS Codeの右下にある矢印ボタンをクリックします。

Drop-listから”Connect to WSL”をクリックします。

Done!これでVS CodeとWSL2のVS Code Serverと接続できました。

VS Codeの左下に”WSL:Ubuntu”が表示されます。

STEP5: ツールインストール

WSL2 Ubuntu上にCプログラムをコンパイルやDebugためのツールをインストールします。

下記のコマンドをを実行してます。

sudo apt install -y build-essential gdb zlib1g-dev
  • build-essential → gcc/g++/make
  • gdb → デバッガ
  • zlib1g-dev → 圧縮ライブラリ

STEP6:作業フォルダ作成

VS CodeからTerminalを開き、作業フォルダを作成します。

mkdir –p ~/ws/zlib_hello && cd ~/ws/zlib_hello

STEP7:main.c作成

次はzlib_helloの作業フォルダにmain.cを作成します。これは文字列を圧縮するプログラムです。

#include <stdio.h>
#include <string.h>
#include <zlib.h>
#include <stdlib.h>

int main(void) {
    printf(“Hello from glibc!\n”);

    const char *input = “This is a test string for zlib compression.”;
    uLong src_len = (uLong)strlen(input);

    uLong dest_len = compressBound(src_len);
    Bytef *compressed = (Bytef*)malloc(dest_len);
    if (!compressed) { perror(“malloc”); return 1; }

    int rc = compress(compressed, &dest_len, (const Bytef*)input, src_len);
    if (rc == Z_OK) {
        printf(“zlib OK: %lu -> %lu bytes\n”,
              (unsigned long)src_len, (unsigned long)dest_len);
    } else {
        printf(“zlib FAILED: rc=%d\n”, rc);
    }
    free(compressed);
    return 0;
}

STEP8:ビルド & 実行

下記のコマンドでCプログラムをBuildします。

gcc main.c -o app -lz

そして実行します。Done!

./appHello from glibc!
zlib OK: 43 -> 49 bytes

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