B&Rは今年新しいバージョンのAutomation Studio6がリリースされ、その中にAS CodeというVS CodeベースのEditorのBETA版も同時にリリースしました!今回の記事ではそのAS Codeの簡単操作などを説明します。
自分にはB&Rのハードウェアがありませんので、テストできるものは限られれいますが、頑張ります。
さ、FAを楽しもう。
Reference Link
http://soup01.com/ja/category/br/
前書き
いつも私の技術ブログとYouTubeチャンネルをご覧いただき、心より感謝申し上げます。また、いまFullさん(full@桜 八重 (@fulhause) / X)と共に毎週水曜日の夜にお届けしている「高橋クリス」ラジオ番組を運営しています。
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Automation Studio Codeとは?
Automation Studio Code(AS Code)は、Automation Studio 6(AS 6)プロジェクトとシームレスに統合するために設計された最新の開発環境です。高度なコーディング機能、デバッグサポート、AIによる支援、ソース管理統合を提供し、オートメーションエンジニアリングの体験を向上させます。
AS6のダウンロード
下記のLinkからAS6をDownloadしてください。
ライセンス要求
評価ライセンスの要求は下記のLinkに参考してください。
インストール
先ほどB&RのHPからDownloadしたセットアップFILEを起動し、インストール言語を選択します。
Automation Studio6を選び、Installで進みます。
Next>で進みます。
ライセンスに同意し、Next>で進みます。
AS6のインストール場所を設定し、Next>で進みます。
Installでセットアップをスタートします。
少々お待ち下さい…
Done!
AS6起動
先ほどインストールしたAS6を起動します。
ライセンスを入力
ライセンス入力画面が表示されます。
B&Rからもらった評価用ライセンスを入力してください。
Done!
新規プロジェクト
新規プロジェクトを作成するために、File>New Projectをクリックします。
プロジェクトを入力し、Next>で進みます。
Hardware Configurationに”Define a new hardware configuration manually”を選び、Next>で進みます。
次はCatalogが表示され、その中からHardwareを選びます。
自分の手元にはB&RのControllerがないので、PCを選び、Finishでプロジェクトを作成しましょう。
サンプルプログラム
AS6から簡単なプログラムを作成します。ToolboxからSTプログラムを追加します。
VariablesにSINTタイプの変数を定義します。
Cyclic.stに簡単な加算プログラムを作成します。
arSim起動
次はシミュレーションを立ち上げます。Task barから下記のIconを右クリック>ToggleViewします。
ARsimの操作画面が表示されます。
RestartボタンでARsimを再起動します。
Done!
AS Codeを開く
いよいよ今回の記事の主役-AS Codeに突入します。まず、先程私達が追加したSTプログラムを開きます。
STプログラムの右には”Open AS Code”のボタンをクリックしてください。
Done!AS CodeからSTプログラムを開きました。
プログラムのダウンロード
StプログラムをDownloadするには下図の1を開き、2のICONをクリックしプログラムをarSimにDownloadしてください。
ランタイムに接続する
Drop-listからAS Codeが接続したいRuntimeを設定します。自分はハードウェア持っていないのでarSIMに設定します。
起動するConfigurationを選択します。
Playボタンで接続スタートします。
ASCodeの下にオレンジBARが表示され、それはAS CodeとRuntimeを接続してることがわかります。
監視変数追加
WATCH リストから+ボタンをクリックし、監視したい変数を追加します。
変数追加のPopupが表示されます。
先程STプログラムに定義したiCounter変数を追加します。
Break Pointを有効にする
次はSTプログラムにBreak Pointを追加するため、プログラムを右クリック>Add Breakpointします。
Line4に赤い丸が追加され、これはBreak Pointです。つまり、Runtimeのプログラム実行はこの赤丸位置に一回止まります。
下図のようにプログラムの実行がBreak Pointに到達すると、プログラムが一旦止まります。
WATCHリストでもiCounterの現在値が表示されます。
最後は下図のボタンをクリックしプログラムの実行を再開する。
下図のようにiCounterの現在値が変化したことがわかります。
Break Pointを無効にする
Break Pointを無効にしたい場合は、BREAKPOINTSを右クリック>Disable All Breakpointsします。
そして下図のボタンでBreak Pointを無効します。
Done!