こちらは新しいシリーズで、Phoenix Contact社のPSR-M-B3-SDI8-SDO4-DO4-PIセーフティモジュールを利用し様々な記事を展開していきます。第2話はでは、
- 非常停止を手動でリセットする
- 非常停止部品の出力はDUALに変更
- 非常停止部品の出力にエラー出力を追加し、非安全出力部品と接続
- PSR安全コントローラをリセットする回路を追加する
の設定方法をメインにします。
さ、FAを楽しもう。
Reference Link
RESET
RESETは、対応する入力で5秒未満の継続時間で二重のOFF-ON-OFF遷移が発生した場合、システム・リセットを生成します。
時間が5秒以上の場合、リセットはトリガーされない。そのRESET操作は、システム電源を遮断することなくエラー状態を確認するために使用できます。
Restart Input
Restart Inputは、PSR-M-B3 と組み合わせてデジタル入力として使用できます(PSR-M-B3 の 8 つのデジタル入力に加えて)。
使用可能な入力は、PSR-M-B3からの信号P7/P8またはP11/P12を指し、通常リセット機能用の1チャンネル信号として使用できます。
注意するのは、この機能は、FW >= 7.0以降のPSR-M-B2またはPSR.M-EF1でも使用できます。
フィルター(ms): フィルターは3msから250msの間で設定でき、接点の跳ね返りを抑えます。注意するのはフィルタ時間の長さは、安全機能の再応答時間の計算に影響します。
配線
今回の記事では非常停止とOMRONのリレー3つ・そしてリセットボタン2つを配線しました。

Implementation
こちらは今回記事を構築したプログラムです。
- 非常停止を手動でリセットする
- 非常停止部品の出力はDUALに変更
- 非常停止部品の出力にエラー出力を追加し、非安全出力部品と接続
- PSR安全コントローラをリセットする回路を追加する
E-STOP Manual Reset
非常停止の手動リセット入力は端子台19と接続します。
Part1の記事ではESTOP部品は自動リセットですが、今回はESTOPの復旧を手動に変更します。
ESTOP部品のPropertyにあるManual Reset Checkboxを入れてください。
ESTOPのリセット入力を入力端子と接続してください。
E-STOP ERROR 出力
次はE-STOP部品にエラー出力を追加します。
E-STOPのPropertyの”Enable Error Out”のCheckboxをいれてください。
Reset Operation IN
コントローラーのエラーリセットは端子台7と接続しています。
左の部品リストからInFbk Inを追加します。
PropertyのDrop-listからリセット入力の端子を設定します。
Reset Operation
Items>Restart InputでPSRコントローラーをリセットするブロックを追加します。
Reset
最後はOperator>Miscellaneous>Reset部品を追加し、Restart Inputの出力と接続してください。
Non-Safety Output
非常停止部品がエラーのときは端子台9に出力します。
Items>SINGLE/DAUL-OUPUTで出力部品を追加します。
Propertyの”No test pulses” Checkboxをいれてください。
出力Blockは灰色に変わり、PSRコントローラーと接続する端子を接続しましょう。
Dual Ouput
非常停止部品のDual出力は端子台5と端子台6に接続します。
SINGLE/DAUL-OUPUTをDUAL出力するに設定します。
PropertyにあるOutput TypeをDoubleに設定してください。
Download
プロジェクトをPSRコントローラーにDownloadしてください。
Result
こちらのLinkから動作確認できます。