この記事のシリーズはClaude DesktopとMCPの連携展開になります。第1話はClaude Desktop のインストール・File SystemのConnector追加を説明します。
さ、FAを楽しもう!

前書き
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Claude Dekstop?
Claude Desktopは、WindowsとMac向けのネイティブアプリケーションで、AnthropicのClaude AIを直接コンピュータに導入します。ローカルファイル、フォルダー、さらにはGitHubなどのツールと連携できるため、ウェブ版よりも深い統合を実現し、ファイル管理、コードレビュー、自動化などのタスクにおいて、マシン上の「ジュニア開発者」のように機能します。すべてのデータはプライバシーのためにローカルに保持されます。
主な機能とメリット
ローカル動作: マシン(Windows/Mac)上で動作し、データは共有を選択しない限りローカルに保持されるため、より高速なアクセスと優れたプライバシーを提供します。
ファイルシステムアクセス: 許可を得て、コンピュータ上のファイルやフォルダーの読み取り、編集、移動、名前変更が可能です。
開発者ツールとの統合: GitHub、Slack、ターミナルに接続し、コードのレビュー、ロジックの説明、リポジトリの管理が可能です。
AIエージェント機能: コンテンツ作成、ブレインストーミング、デジタルタスクの自動化のためのパーソナライズされたアシスタントとして機能し、さまざまな応答スタイルとカスタマイズを提供します。
ブラウザを超える機能: パワーユーザー向けに、ウェブインターフェースよりも統合的で強力であることを目指し、より応答性の高いエクスペリエンスを提供します。

MCP?
(その辺りはCHATGPTを見ながらのコンテンツ)
MCPとは、LLMが外部の世界と安全かつ構造化された方法で接続するための共通プロトコルであります。重要なのは、MCPは「AIを賢くする技術」ではなく、AIが“賢さを使える場所”を増やすための規格であり、それがMCPの本質です。
なぜMCPが必要なのか
従来、LLMと外部システムを繋ぐ方法は:
- 独自APIラッパーを書く
- プロンプトに無理やり仕様を書く
- プラグインごとに別実装
- セキュリティや権限管理は後付け
結果として、
- 再利用できない
- 他のLLMに移植できない
- どこまでAIが触っていいか曖昧
- という状態になりがちだった。
MCPは、この混乱を構造そのものから整理できます。
基本アーキテクチャ
MCPでは、役割を明確に3つに分けます。

MCP Host
MCP Hostは思考と判断を担当する存在であり、推論はすべてHostが行います。
- LLM(ChatGPT、Claude、ローカルLLMなど)
- 「何をしたいか」を考える
- 「どの機能を使うか」を選ぶ

MCP Server
MCP Serverは現実世界に触れる実行担当であり、注意するのはServerは一切賢くありません。
- ファイル操作
- データベース
- Web API
- ローカルコマンド
- PLCや設備のデータ
また、Serverは次の特徴を持っています。
- 決められた機能だけを公開
- 勝手な判断をしない
- 呼ばれたら実行するだけ

Context
ContextはHostが考えるための材料だとイメージしてください。例えば、
- ファイル内容
- センサー値
- 設定情報
- 状態データ
MCPは、「どのContextを、どの形式で、どのタイミングで渡すか」を明確に定義します。

データの流れ
これからMCPのデータ流れを説明していきます。

ステップ0:人間の意図がすべての起点
MCPにおいて、最初のトリガーは必ず人間であります。例えば:
- このログを要約して
- 設定ファイルを生成して
- 異常があれば教えて
この時点でLLMは、何も知りません。

ステップ1:MCP Hostが「必要な情報」を決める
人間の要求を受けて、MCP Host(LLM)はこう考える。
- どんな情報が必要か
- どのServerがそれを持っているか
- どの形式で受け取るべきか
ここで重要なのは、Hostは「取りに行くかどうか」を自分で判断するが、「どうやって取るか」は知らないという点です。
つまりHostは、「ファイルの中身が必要だ」とは判断できるが、「/home/user/config.yaml を開く」とは決めないんです。

ステップ2:MCP Serverへの要求(明示的)
Hostは、MCP Serverに対して明示的な要求を送る。
- 「このファイルを読んで」
- 「このAPIを呼んで」
- 「この値を取得して」
ここで初めて、現実世界へのアクセスが発生する。
Server側の特徴は明確です。
- 推論しない
- 解釈しない
- 判断しない
ただ仕様どおりに動きます。

ステップ3:Serverが返すのは「生データ」
MCP Serverが返すのは、原則として加工されていないデータです。
- ファイル内容(テキスト)
- 数値
- JSON
- ステータス情報
Serverは「これは異常です」、「この値は危険です」とは言わず、意味づけは一切しません。

ステップ4:ContextとしてHostに渡される
Serverから返ったデータは、Context(文脈情報)としてHostに渡されます。ここで初めて、LLMは「世界の断片」を知る。ただしそれは…
- 限定された
- 明示的に取得された
- テキスト化された
小さな口にすぎません。

ステップ5:Hostが解釈・推論する
Contextを受け取ったHostは、
- 状況を理解し
- 関連性を考え
次の行動を決め、ここでようやく、
- 要約
- 判断
- 提案
次のServer呼び出しが行われます。
重要なのは、この時点でHostは世界を直接操作していないということです。

MCPの思想的な強さ
MCPは単なるAPI規格ではない。
設計思想そのものが重要である。
- 推論と実行の分離
AIに「考えさせすぎない」「触らせすぎない」 - 権限の明示
どのServerが、どこまで触れるかを事前に定義 - 再利用性
同じServerは、別のLLMからも使える - 交換可能性
Host(LLM)を変えても、Serverはそのまま使える
Implementation
それでは実際にMCPを体験してみましょう。この記事のシリーズではClaude Desktopを利用します。
Claude Dekstopのインストール
下記のLinkからCalude DesktopのインストーラーをDownloadし、インストールしてください。

Done!

コネクタを直接追加
最初は直接Claude DestkopからConnecotrを追加します。Chatのところに+ボタン→Add Connecotorsします。

Connectorsの検索画面が表示されます。

今回記事で使用するFileSystem Connectorを検索します。

InstallボタンでConnectorをインストールします。

Installをクリックします。

少々お待ち下さ…

Done!次はAdd directoryをクリックし、Claude DesktopがアクセスするローカルDirectoryを設定します。

Directory Pathw設定しましょう。


最後はSaveボタンをクリックし設定を保存します。

Done!次はFile System Connectorを有効にします。

これで完成です。

Claude DesktopのChatからプラスボタン→ConnectorsでFilesystem Connectorsが表示されるはずです。

試してみてください!
ではConnectorsの効果を体験してみましょう。Claude DesktopからテキストのFileを生成するようにリクエストします。

Allow onceをクリックします。

Allow onceをクリックします。

Done!テキストFileが生成されました。


JSONからコネクタ
次はConfiguration FileからMCP Connectorを追加します。
Node.jsインストール
下記のサイトからNode.jsを自分のPCにインストールしてください。

今度はClaude Desktopの左にある3本線クリック→File→Settingします。

Settings→Developerを開きます。

下図のEdit Configをクリックします。

File Explorerが自動的に立ち上がり、その中にあるclaude_destop_config.jsonを開きます。

このようなJson Fileを開きます。

以下の設定を追加します。
| “mcpServers”: { “Filesystem”: { “command”: “npx”, “args”: [ “-y”, “@modelcontextprotocol/server-filesystem”, “/path/to/your/project” ] } } |
Claude Desktopを一回に閉じ、再起動します。

試してみてください!
Claude DesktopのChatからプラスボタン→ConnectorsでFilesystem Connectorsが表示されるはずです。

そしてClaude DesktopにPython のHello world スクリプトを生成してもらいます。

Done!


削除
最後はclaude_destop_config.jsonを下記のように編集し、Claude Desktopを再起動すればFileSystem Connectorが削除されます。
