Multiuser Server とは?
実はTIA V14からMultiuser Server というアプリケーションがあり、複数のエンジニアが同じのプロジェクトを修正などは可能になります。昔はここだけCOPYしてそこに貼り付けてね!ようなやり方ですが、それだと間違いやすいし変更履歴も残れない。
そこでSiemensがMultiuser Serverが作り上げました。
イメージ的にはこうです。
Server用のパソコンがあり、そこでServer Projectを作成します。(Master Projectだと思っても構いません)
そして各エンジニアが自分のパソコンからLocal session(Local Projectだだと思ってください)を作り、変更の分だけはServerにUploadします。
そして他のエンジニアはボタン一つ押せば自動的にServer Projectと同期できます。
ダウンロード(V15.1)
ちなにみ、V15.1のMultiuser Server インストールすればV14・V15・V15.1のプロジェクトも管理することが可能です。
メリット
- チームの間に障害なくプロジェクトの作成できる
- バージョンコントロール・変更履歴が残る
- プロジェクトのバージョン自由戻せる(1回やるだけ全員分同期)
- 時間の節約・Humanエラーが減らす
- ローカルで作業するときはライブラリいならい
- 思わぬのプログラム上書きがなくなる
- ServerとLocal sessionの間はHTTPSのセキュリティ通信サポート
- ServerPCのUserで一括プロジェクト管理は可能
- PLCだけではなく、HMIの同じく同時修正・同期は可能(一部)
Hardware Configuration
構成例は様々ありますが、大体はServerPCあり>なかにMasterを保存する。
そして他のLocal sessionが保存してるパソコンとはHubでつながるのようなイメージですね。
Function Scope
Multiuserはどこまでできるかの一覧です。
ざっくりいうと、PLC・HMIのハードウエア構成に関連しちゃうところはLocal sessionでは触れない・変更してもServer Projectに上書きされる。
ライセンス
やっばりお金の話は一番きになりますね。
- Server project保存するパソコンは?
- ライセンスなしでOK
- ProjectをServerに追加
ServerからProjectを吸い出し
Local sessionを作る- ライセンスなしでOK
- Local sessionを開く・修正
- ライセンス必要!
はーい、お疲れ様です。
次は実際Multiuserの操作の説明はしますので、少々お待ち下さいね。