Codesys#Util.BLINK関数とTrace機能を使ってみよう

今回の記事ではCodesysのUtilライブラリにあるBLINK Function Blockを使用し点滅信号を特定の時間だけ点灯・消灯する信号を生成し、CodesysのTrace機能利用し波形を表示します。また、記事で使用したのはBeghofのCodesys Controllerになります。

さ、FAを楽しもう。

前書き

いつも私の技術ブログとYouTubeチャンネルをご覧いただき、心より感謝申し上げます。また、いまFullさん(full@桜 八重 (@fulhause) / X)と共に毎週水曜日の夜にお届けしている「高橋クリス」ラジオ番組を運営しています。

現在、私達の活動はほぼ無償で続けており、より多くのコンテンツを提供するためには、皆様の温かいご支援が大変重要です。もし可能であれば、以下のリンクから応援していただけると大変嬉しく思います。

高橋クリスのメンバーシップ

こちらはFullさん(full@桜 八重 (@fulhause) / X)と共にやっているラジオにメンバーシップを登録いただけます。

https://note.com/fulhause/membership/join

AMAZON ギフトリスト

こちらは自分のブログのコンテンツ制作や設備の充実に大いに役立てさせていただきます。

https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/H7W3RRD7C5QG?ref_=wl_share

Patreon

こちらは自分のブログのコンテンツ制作や設備の充実に対する小さな応援の気持ちのPatreonです。

https://www.patreon.com/user?u=84249391

皆様のサポートが、私たちの活動をより充実させる力となります。

どうぞよろしくお願いします。

メールアドレス(*=@)

soup01threes*gmail.com

X

https://x.com/3threes2

BLINK

BLINK関数を使用すれば、点滅信号を特定の時間だけ点灯・消灯する動作をシミュレートすることができます。

VAR_INPUT

Variable NameTypeDescription
ENABLEBOOLTrue=点滅開始
TIMELOWTIMEOUTがFALSEになる時間
TIMEHIGHTIMEOUTがTRUEになる時間

VAR_OUTPUT

Variable NameTypeDescription
OUTBOOL出力値。FALSEで始まり、指定されたハイ・タイムとロー・タイムに対してTRUEとFALSEの間で切り替わる。

Implementation

Add library

Library ManagerからBLINK ライブラリを追加します。

Add Libraryをクリックします。

Blinkを検索し、Utilライブラリを追加しましょう。

Program

次はプログラムを作成します。

VAR

FB_BlinkのInstanceを作成し、LowTimeとHighTimeにDefault値を設定します。

PROGRAM pOB132
VAR
FB_Blink:Util.BLINK;
xBlinkEnable:BOOL;
tBlinkTimeLow:TIME:=T#1S;
tBlinkTimeHigh:TIME:=T#2S;
xBlinkOut:BOOL;
END_VAR

Add Block

今回記事のプログラムにはLD2で作成します。Toolboxから”Block”を追加します。

次は???のところでFBやFC名を入力します。

今回記事で使用するのはUtil.BLINKです。

Done!

次はFunction Blockの上にある???をクリックしInstanceを入力します。

先ほど宣言したFB_Blinkを入力します。

Done!

Result

最後は入出力の変数を割り付ければOkです。

Result

xBlinkEnableをTrueにしFBの実行結果を確認しましょう。

Done!xBlinkOutがOn/Off切り替えるようになります。

Implementation2

次はCodesysのTrace機能を紹介します。

Program

VAR

Trace表示用のiBlinkTrace変数を追加します。

PROGRAM pOB132
VAR
FB_Blink:Util.BLINK;
xBlinkEnable:BOOL;
tBlinkTimeLow:TIME:=T#1S;
tBlinkTimeHigh:TIME:=T#2S;
xBlinkOut:BOOL;
iBlinkTrace:INT;
END_VAR

Program

次はプログラムにxBlinkOutがTrueの場合のみ、iBlinkTraceを1に書き込みます。

Add Trace

Traceを追加するため、Application>Add Object>Traceをクリックします。

Traceを追加します。

こちらはTraceの設定やMonitor画面です。

Configuration

ConfigurationをクリックしTrace設定を行います。

こちらはTraceの設定画面です。今回は特に特別な設定はいりません。

Variables

次はAdd VariablesをクリックしTraceにMonitorしたい変数を追加します。

こちらはTraceの変数設定画面です。

Configure Trace Variables

VariableをクリックしTraceにMonitorしたい変数を追加します。

Done!

Graph Color

Graph Colorは該当する変数の表示色を変更できます。

Download Trace

最後はTraceのところに右クリック>Download TraceをクリックしTraceデータをCodesys RuntimeにDownloadします。

OKで進みます。

Done!Traceで変数の現在値をGraphでMonitorできました。

Online List

Online Listをクリックし、現在Codesys Runtimeに保存されているTraceを確認できます。

Done!

Stop Trace

Stop TraceをクリックすればTrace停止することができます。

Save Trace

また、Traceの波形をSave Traceクリックすれば保存可能です。

Load Trace

最後は”Load Trace”でExportした波形データをImportしましょう。

Done!

Footer_Basic

Please Support some devices for my blog

Amazon Gift List

Find ME

Twitter:@3threes2
Email:soup01threes*gmail.com (* to @)
YoutubeChannel:https://www.youtube.com/channel/UCQ3CHGAIXZAbeOC_9mjQiWQ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする