今回の記事では、三菱電機のPLCとRJ51AW12AL(MELSEC)、Anywire省配線システムを使用して、リモートI/O接続を実践します。基本的なデジタル入力の取得から、ハードウェア設定、プログラムだけではなく、AnyWireデバイスのパラメータ読み書きまで、ゼロから構築していきます。
産業用省配線システムを導入する上で、リモートモジュールのアドレス設定と自動検出機能を理解することは非常に重要です。
本記事では以下のデバイスを使用しています。
- BL296PB-16F-V50
- BL296PB-08F-4-20
- BS-H0317-1K←新規追加
さ、FAを楽しもう!

Reference Link
http://soup01.com/ja/category/protocol/anywire/
AnyWireとは
AnyWire(エニーワイヤ)は、工場やプラントなどの産業設備における配線を劇的に簡素化する省配線システムです。従来は各センサやアクチュエータを個別に配線する必要がありましたが、AnyWireを使用することで、複数のI/O機器を1本のケーブルで接続できるようになります。

BS-H0317-1K
こちらは今回記事で使用するAnyWire光電センサーBS-H0317-1Kになります。


Implementation
それでは実際にAnyWireネットワークを構築し、プログラムを作成しましょう。
アドレス書き込む
アドレスの読み書き操作は同じなので、ここでAnyWire Slaveのアドレス書き込みのみ説明していきます。下図はAnyWire社のアドレスの読み書き機です。

今回は書き込みなので、L/RでWRITEを選択し、Selectボタンを押します。

次はアドレスをUP/DNで変更します。

最後は真ん中のボタンを押して実行します。

こちらの動画でアドレスの書き込み動作を確認できます。
最後は三菱モジュールのRJ51AW12AL本体にあるSETボタンを長押しします。

RJ51AW12AL本体にあるSET LEDが点灯になります。

パラメータ読み書き
BS-H0317-1Kのパラメータ読み書きは同じアドレス書き込み機を使用します。READ メニューを選択、実行すればパラメータ1-18とアドレスを一気に読み込め、確認したい場合はR/Lボタンでパラメータを確認しましょう。

パラメータを書き込むだけ、メニューをWRITEにシフトし、UP/DOWNでパラメータを書き込めます。

BS-H0317-1Kティーチング
今回記事で使用するAnyWire光電センサーBS-H0317-1Kには簡単なティーチング行えばOKです。

こちらはBS-H0317-1Kの受信位置です。

最初にワークをおいてる状態でSET ON動作を行います。

下図のようにメニューをEXにシフトし、SETONを選択→SETボタンを押せばOKです。

次はワークない状態でSET OFF動作を行います。

下図のようにメニューをEXにシフトし、SETOFFを選択→SETボタンを押せばOKです。

GXWORKS 側
次は三菱のGXWORKS3プロジェクトを構築します。

モジュール設定
Module Configurationから今回記事で使用するRJ51AW12ALを追加します。

モジュールラベルを追加
次はGXWORKS3右側にあるElement Selection画面→Module→Module Label→先程追加したRJ51AW12ALを右クリック→Add module Labelします。

Done!Global LabelにはM+Globalが追加されました。

ラベルリストには今回記事使用するRJ51AW12ALのモジュールラベルが宣言されました。

設定
次はAnyWireネットワークの設定を行うために、AnyWireASLINK Configurationをクリックします。

こちらはAnyWireネットワークの設定画面です。

Detect NowでAnyWireネットワークにあるノードを検知します。

Yesで進みます。

Done!今回記事で使用するAnyWire Slaveを検知できました。もしProfileがないデバイスが検知されたら自動的にInput/Output点数に合わせてGeneralデバイスを生成しますので、心配はいりません。

次はAnyWireASLINK Configuration→Close with Saving the Settingでネットワーク設定を保存しましょう。

データマッピング
今度はData Mappingを行うために、Module Parameterをクリックします。

ーーーーーーReflesh Settingを開きます。こちらは各OuputのアドレスのスタートOFFSETを設定します。このOutputアドレスは最初にアドレ書き込み機に書き込んでだAddrに合わせます。
- Addr=0️に設定したらOutput0-15になります。
- Addr=16に設定したらOutput16-31になります。
- 注意するのはAdd=1に設定したらOutput1-16にズレることです。
- 今回の記事でBS-H0317-1Kのアドレスは32を設定しましたので、Input32-47のデータをD100に転送するようにします。

プログラム
こちらは今回記事で追加したプログラムです。D100.0=BS-H0317-1K光電センサーONです。

結果
Done!RJ51AW12ALにはなにもエラーがありません。

下図の動画で動作確認しましょう。