EXOR JSmart710MのTutorial第2話です。今回JSmart710MからOPC UA Clientを立ち上げ、S71200に内蔵してるOPC UA Serverとセキュリティなしで通信を確立し、簡単な数字を画面に表示させます。
では、始めましょう。
Reference Link
Implementation
Siemens Side
IP
TIAを起動し、新規プロジェクトを作成します。
Ethernet addressessの項目でCPUのIPを設定しましょう。
OPC UA Server
次はOPC UA Server機能を有効にします。OPC UA>General>Serverのところに
Activate OPC UA ServerのCheckbox入れ、Portを設定します。
License
最後はRuntimeライセンスを設定します。Runtime License>OPC UAでType of purchased licenseを選択しSIMATIC OPC UAS7-1200 Basicに設定します。
Add DB
次はData Blockを追加し、Accessible From HMI/OPC/WebserverのCheckBoxを入れましょう。
Add Server Interface
OPC UA Server Interfaceを追加します。OPC UA Communication>Server interface>Add New server inteterfaeをクリックします。
Server interfaceの名前の入力し、OKします。
Done!Server intetfaceが追加されました。
必要な変数をInterfaceにDropします。
このような操作です。
Program
次は簡単なプログラムを組んで、変数を常に変換させます。
Download
Download to deviceでプロジェクトをCPUにDownloadします。
Loadで進みます。
Done!
Exor Side
Add Protoccols
JMobile Softwareを起動し、Configuration>Protocolsを開きます。
Protocol設定画面が表示され、赤枠の矢印をクリックしProtocolを追加します。
Drop ListからOPC UA Clientを設定します。
Configuration
OPC UA Clientの設定画面が表示されます。
S71200のCPUは192.168.5.43で、Portは48450なので、設定に合わせて入力しましょう。
Add Tag
次はTagを追加します。Configuration>Tagsを開きます。
先程追加したOPC UA Clientが表示されます。
そのOPC UA Clientを選んで”Import Dictionary”します。
OPC UA DiscoveryとTag Editor exported xmlを選べます。
OPC UA DiscoveryはPCから直接OPC UA Serverにアクセスし必要なNodeを設定します。
Tag Editor exported xmlはXML FileからImportします。
もし可能であればOPC UA Discoveryを使用し一回Connectionをテストしたほうがよいと思います。では、OPC UA Discoveryを選択しOKで進みます。
OPC UA Client importerというソフトが起動されました。
S71200のIPとPortをあわせてFull BrowseでS71200のOPC UA Serverにアクセスします。
証明証の確認画面が出てきます。”Accept permanently”で証明証を同意し進みます。
Done!OPC UA Client ImporterがNodeをBrowseし始めます…
Done!SiemensのNodeにも表示されます。
必要なNodeを選択し、Okで進みます。
Tagが追加されました。
このように灰色文字のTagが追加されました。
全部選んで右クリック>Add to tagsでまとめてTagsとしてプロジェクト内に追加します。
Done!
Dictionaries
DictionariesのFolderにOPC UA Clientという項目があります。
先程追加されたTagsを一覧できます。
Screen
最後は数字の表示画面を作成しS71200のデータを読み書きしてみます。
Widget GalleryからNumericを画面にDropします。
画面の表示にObjectが追加されました。
Configure Tag
先程の数字表示をDouble Clickすると紐付けのTagと設定できます。
ではi16を設定しましょう。i16を選び>Read Only(読みのみ)>Okで確定すればOkです。
Data Link
Propertiesに黄色MarkingされたData Linkとう項目がありまして、それはいまObjectと接続しているTagです。
Value
Valueは表示するテキストだと理解していいですが、正常にDataLinkで通信する場合は常に更新されるが、DataLinkが通信エラー発生した場合はそのValueが表示されます。
いま12345に変更します。つまり通信エラーがある場合は表示される数字は12345になります。
Access Type
HMIパネルのアクセス種類になります。
Drop List R・W・R/Wの3種類あります。つまりRead・Write・Read/Writeです。
実際Tag設定の設定項目と同じです。
Number Format
Objectの表示Formatです。
Drop Listから数字、HEX、Scientifc(実数)などの選択できます。
Finall Screen
こちらは今回の記事のScreenになります。
注意するのは一部のTagがRead/WriteのAccess Modeになっています。
Result
下図のようにEXORのパネルが正常にS71200のOPC UA Serverと通信でき、読み書きもできます。