FANUC#CNC 32i Model b とLR Mate 200iDをEtherent/IPで接続しよう

こちらの記事ではFANUC CNC 32i Model BでEtherent/IP Scannerを立ち上げる手順を説明し、AdapterはFANUC LR Mate 200iD になります。CNCの操作は初めてなので写真の説明が多かったです。

さ、始めよう!

 

Implementation

Robot Side

Reference Link

FANUC Robot ControllerのEtherent/IP関連設定は下記の記事Linkで参考にしてください。

Beckhoff#FANUCのEthernet/IP AdapterとTF6281で繋げよう_Part1
Beckhoff#FANUCのEthernet/IP ScannerとTF6280で繋げよう_Part1
FANUC#ROBOGUIDE008_Ethernet IP通信

Configure the Connection

FANUC ロボットControllerのEtherent/IP設定は昔も書きましたので、ここで詳しく説明しません。MENU1>I/O 2>イーサネット/IPをクリックします。

今回使用するのはConnection2です。

入力サイズ・出力サイズをアプリケーションに合わせて設定しましょう。

CNC Side

Ethernet Setup

CNCのEthernet設定をするため、KeypadにあるSYSTEMボタンを押します。

+ボタンを押します。

パラメータ設定画面に変わり>イーサネットをクリックします。

こちらはFANUC CNCのIPアドレスなどに関連するEthernet設定画面になります。

IPアドレスなどをネットワーク構成に合わせて設定しましょう。

Ethernet/IP Setup

次はCNCのEthernet/IPの設定を行うため、操作をクリックします。

EIPスキャナ:設定画面に変わります。

Connection設定

Keypadにある下矢印キーを押し、2ページ目のEIPスキャナ画面に行きます。

一覧

一覧のところに現在使用中のConnectionを表示します。

上はConnection1から16、下は17-32、合計32個のAdapterと接続できます。

そして”O”がついているのは使用中のConnection番号、なおかつ通信エラーなしです。

下図ではConnection1のみ使用されています。

Connection有効

今回はConnection01を使用しますので、01を有効にするため、操作ボタンをクリックします。

入力ボタンでConnectionを有効しましょう。

簡易設定

次はEIPスキャナと接続Adapterの通信設定を設定するため、”簡易”をクリックします。

EIPスキャナの簡易設定画面に変わりました。

IPアドレス

まずIPアドレスをロボットControllerに合わせて設定します。

通信設定

通信設定はインスタンスIDや交換データサイズ(Byte)などを設定します。ちなみにFANUC ロボットがAdapterの場合、設定は以下になります。

  • Connection1なら、T=>OのInstance IDは101、O=>のInstanceは151
  • Connection2なら、T=>OのInstance IDは102、O=>のInstanceは152

のようになります。構成インスタンスIDは常に100で、サイズはRobot Controllerで設定した交換サイズに合わせましょう。RPIは更新周期で実際のアプリケーションに合わせてください。

PMC設定

Ethernet/IP経由で交換したDI(入力)とDO(出力)はFANUC CNCの内部転送設定になります。

種類は01:PMCに設定し、アドレスはプログラムにかぶらないように設定しましょう。

今回の例ではDIはR100から、DOはR600からになります。

詳細設定

次はEthernet/IPの詳細設定を見ていきましょう。

こちらはEIPスキャナの詳細設定画面です。

トランスポートタイプ

アプリケーションに合わせてユニキャストやマルチキャストを設定します。

ヘッダFormatも可能です。

電子キー設定

EDS Fileに沿って設定しましょう。

タイムアウト設定

タイムアウト設定もネットワークの状態に合わせて設定しましょう。

Ethernet/IP 無効

Ethernet/IPのAdapterを一時的に使わない場合、そのConnectionを無効にするもできます。

操作をクリックします。

”状態”ボタンをクリックします。

そこで該当する接続を無効・有効することできます。

有効・無効

また、CNCのScanner自体の機能を無効・有効も可能です。

Result

もし設定されているConnectionに”O”が表示されている場合、その接続は正常(O=ok)です。

もしエラーが発生した場合、その接続は”E”(ERROR)に表示します。

そしてRobot ControllerからもCNCのIP アドレスがアダプター設定で確認できます。

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