JTEKT#TOYOPUC NANO_Part4_CIP Safety Scannerを立ち上げよう

今回の記事ではJTEKTのNano Safety でCIP Safety Sacnnerを立ち上げ、同じくJTEKTのRS01IP CIP Safety Adapter モジュールと安全通信します。

さ、はじめよう!

Reference Link

JTEKT#TOYOPUC NANO_Part1_新しいCPUを使ってみよう
JTEKT#TOYOPUC NANO_Part2_Nano Safety CPUを使ってみよう
JTEKT#TOYOPUC NANO_Part3_Ethern/IP Adapterを使ってみよう

Implementation

Add new Project

PCwin-Safe-Nanoを起動し、File>New で新規プロジェクトを追加します。

CPU ModeをNano Safetyに設定し、OKで進みます。

Done!新しいSafety プロジェクトが追加されました。

Check Operation Mode

現在プロジェクトのOperation Modeを確認したい場合、Project>Parameter>CPU Operation Modeをダブルクリックしてください。

Link Parameters

次はLink Parametersをクリックし、Port1/Port2の設定を行います。

Portが2つありますので、Link1/Link2のように分けられています。

Link Setup

Port1を選び>Link setupをクリックします。

該当するPortの動作モードを設定できます。

今回の記事ではPort1/Port2にもCIP Safetyどうして稼働するように設定します。

Configure Link

今回の記事ではPort2を使用しますので、Link2を選び>Detail setupをクリックします。

該当するPortの詳細設定画面が表示されます。

Basic Setting

Basic SettingではCIP SafetyやEthernet/IPに関する接続設定になります。

例えば、通信エラーするときCPUの動作モードとか、開始遅延とか。

Initialization wait time

CIP Safsty項目にはInitialization Wati timeという設定があり、つまり初期化の待ち時間です。

今回の記事では0sに設定します。

Connection setting(CIP Safety)

次はPort2のCIP Safety Scannerと接続するAdapterを設定するため、Connection setting(CIP Safety)をクリックします。

こちらは接続設定の画面になります。

Setup

Default上ではすべてのConnectionも”Do not Use”になっており、設置したいConnectionをクリックしましょう。

該当するConnectionのセットアップ画面が表示され、Connection settingのところに”Do”を変更してください。

今度はCIP Safetyの詳細設定を行うため、Setupボタンをクリックします。

Connection0 Originator setting- setting 1

こちらは該当するConnectionのOriginator setting画面になります。

IP address

IPアドレスはCIP Safety TargetデバイスのIPアドレスになります。今回のIPアドレスは192.168.250.2に設定します。

Safety Network Number

Safety Network Number番号は、Safety Network内の各ネットワークに固有のネットワーク識別子であり、Safety Network NumberとLocal Devicesのアドレスを組み合わせることで、セーフティシステム内のどのデバイスも一意にアドレス指定できます。

PCwin-Safe-Nanoでは手入力で設定も可能です。ここでまず…のボタンをクリックします。

こちらはSafety Network Numberの設定画面になりますので、”Generate”で新しいSafety Network Numberを生成することも可能です。

注意するのはこのSafety Network NumberはCIP Safetyネットワーク内すべてのデバイスが一致する必要があります。

SCID

Safety Configuration Identifier (SCID) は、Safety Configuration CRC (SCCRC) と Safety Configuration Time Stamp (SCTS) を組み合わせたものです。SCIDは、セーフティオプションとFail Safety Controllerのコンフィグレーションの一意の識別子として機能します。

ここではまず…ボタンをクリックします。

こちらはSCIDの生成画面になります。画面にはSCCRCという項目があり、Safety Configuration CRC (SCCRC) は、セーフティオプションのアプリケー ション固有コンフィグレーションデータのチェックサム (CRC) です。この値は接続するCIP Safety Targetと一致する必要があります。

SCIDも設定しました。

SCID/Safety Network Number Final Setting

先ほどの説明に踏まえて、SCIDとSafety Network NumberをTargetに合わせて設定しましょう。

Target information

こちらはCIP Safetyで接続するTargetのVendor情報や、そもそもそれらの情報をCheckするかを有効・無効する設定になります。

Check optionがEnableの場合、Vendor IDなどの情報をTargetと一致してください。

Communication time-out

アプリケーションに合わせて、Timeoutを設定してください。

Drop-Listから設定できます。

Communication Type

通信Typeもアプリケーションや使用するハードウェアに合わせて設定してください。

Remote IO Type

Remote Io TypeあData 2 byte+OPに設定します。

Connection0 Originator setting- setting2

次はSetting 2のTabを開きます。

T->O Setting

該当するConnectionをわかりやすいようにコメントを付けましょう。

今度はT->O Settingをクリックします。

こちらはT->Oエリアで入出力データを交換するデバイス領域を設定できます。

GX000LとGX009Lという先頭アドレスを設定しておけば、ツールは自動的に必要なByte数を計算してくれます。

O->T Setting

O->T側にも同じくコメントを設定しましょう。

先程と同じ操作でO->T Settingを開きます。

通信に必要な先頭デバイスを設定しましょう。

Result

Setting 2はこのように設定しました。

Save

最後はConnection設定を保存しましょう。

Done!それでConnection 0が構築しました。

Configure SNN

今度はCPU側のSafety Network Numberを設定します。先ほど設定したのは個別ConnectionのSNNとSCIDで、こちらはCPU全体のSNNとSCIDになります。

こちらは先程と同じ設定画面になります。

Configure SCID

SCIDにも設定しましょう。

Done!

Save

最後はCIP Safetyの通信設定を保存しましょう。

Program

次は簡単な検証用プログラムを作成するため、ProgramS>LD>Ladder Diagramを追加します。

Edit>New Block Insertで新しいプログラムブロックを追加します。

Done!このように新しいプログラムブロックが追加されました。

今度は追加したブロックをダブルクリックし、接点などを追加しましょう。

コイルも同じ操作で追加します。

Done!注意するのはCIP Safetyで構築したSafety データではコイルや接点の近くに小さいな”S”がついています。

Write Data

最後はCPU>Write Data>All Programs + Parameters +CommentsでプロジェクトをCPUに転送します。

場合によってCPUのアクセス権限の変更が必要です。

Change Access Right

Setup>CPU Access Right>Setupをクリックし、CPUをSetup Modeに切り替えます。

OKで進みます。

4桁のPass Codeを入力します。

Done!

Download again

今回はDownloadできました。

Yesで進みます。

次はCPUをStop ModeにしてくださいのWanringが出てきました。

Stop CPU

CPU>CPU Operation>CPU StopでCPUをStop Modeに切り替えましょう。

次はCPUをMaintenance Modeに変えましょう。

Maintenance mode

CPU>CPU Operation>To Maintenance Modeに切り替えます。

Write again

PIN Codeを入力します。

やっと転送できました!

Done!

OKでプロジェクト転送を終了します。

Reset RUN Mode

CPUをRUN Modeに戻すため、CPU>CPU Operation>CPU Reset/RUNをクリックします。

YesでCPUをRUN Modeにしましょう。

Result

下記のLinkで動作確認できます。

Toyopuc.Safety PLC CIP Safety Operation1

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