OMRON#Sysmac StudioのScaleTrans関数を使ってみよう

こちらのシリーズではSysmac Studioの様々なFC・FBをプログラム例付きで解説します。今回はScaleTransという関数を紹介します。

さ、FAを楽しもう。

前書き

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Reference Link

http://soup01.com/ja/category/omron%e3%82%aa%e3%83%a0%e3%83%ad%e3%83%b3/sysmac-studio-instruction-list/

ScaleTrans?

ScaleTransは以下の用途があります。

  • 入力値SclInの値を入力範囲から出力範囲にスケール変換します。
  • 入力範囲は入力範囲下限 X0 と入力範囲上限 X1 で指定されます。
  • 出力範囲は出力範囲下限 Y0 と出力範囲上限 Y1 で指定されます。
  • 出力範囲にスケーリングされた値にオフセット値 SclOfs が加算され、その結果が出力値 Out として出力されます。
  • SclOfs は、例えば温度制御の誤差補正などに使用されます。

ScaleTransは以下の変換が使用されます。

VAR_INPUT

変数名データ・タイプ説明
SclInREAL/LREALアナログ入力値
X0REAL/LREAL入力範囲の下限
Y0REAL/LREAL出力範囲の下限
X1REAL/LREAL入力範囲の上限
Y1REAL/LREAL出力範囲の上限
SclOfsREAL/LREAL出力値のオフセット

VAR_OUTPUT

変数名データ・タイプ説明
OutREAL/LREAL出力値

プログラム例

こちらはScaleTrans関数を使用したラダープログラム例です。

結果

それでは実際に結果を確認しましょう。現在の設定では0-4000を0-10にScalingになっています。rSclin=0.0なので、rValue出力も0になります。

今度rSclin=2000なら、rValueはだいたいtY1の半分、5になります。

最後にrSclOfsを30に設定すると、rValueはさらにそのOffset値をプラスし、35になります。

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