こちらは新しい記事シリーズで三菱電機の最新のMXRコントローラーを使用し様々な検証を行います。第2話はSimple CPU Communicationを構築します。
- 三菱電機製MXR300-64
- ワイドミュラー製UR20-FBC-CC-TSN
- 三菱電機製NZ2GN2S1-32D
- 三菱電機製R00CPU
- 三菱電機製RJ51AW12AL
- Anywire製BL296PB-16F-V50
- Anywire製BL296PB-08F-4-20
- Anywire製BS-H0317-1K
さ、FAを楽しもう!

前書き
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SIMPLE CPU COMMUNICATION?
この機能により、Ethernetポートを搭載したモジュールと通信対象デバイス間のデータ通信が可能になります。Ethernetポートを使用して通信対象デバイスと接続し、指定したタイミングで指定したデバイス間のデータ通信を行うことができます。GX Works3でパラメータを設定するだけで、プログラムを作成することなく通信システムを構築できます。またEthernetポート搭載モジュールを使用して既存デバイスからデータを収集することで、既存設備を活用したIoTの実現が可能です。
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Implementation
こちらは今回の記事の構成です。

GXWORKS3 バージョン
こちらは今回の自分のGXWORKS3バージョンです。

IQ-R側
最初に三菱のIQ-R CPU側を構築します。
IP設定
IQ-R CPUの内蔵EthernetポートのIPアドレスを設定するため、R00CPU→Module Parameterをクリックします。

IPアドレスをネットワークに合わせて設定しましょう。

SLMP有効
次は下図の赤枠の設定を有効にします。

RJ71EN71 設定
最後はRJ71EN71の設定を行います。
IP設定
Module Information→RJ71EN71→Port2 Module Parameterをクリックします。

Basic Setting→Own Node Setting→IPアドレスをネットワークに合わせて設定します。

SLMP有効
次は下図の赤枠の設定を有効にします。

External Device Configuration
今度は外部接続デバイスを設定していきます。

Ethernet Device→SLMP Connectionを追加します。

次はProtocolをUDPに設定します。

Port番号を設定します。

プログラム
次はIQ-R側の通信テストプログラムを作成します。


Rung1
M15がONのとき、出力リレーY300をONにするシンプルな1接点・1コイルの回路です。

Rung2
D100.0がONのとき、出力リレーY39FをONにするシンプルな1接点・1コイルの回路です。

Rung3-4
ラング3・4のD220から転送されたセンシングレベル値をD600に転送すると同時に、1000倍してD2に格納しています。

Rung5
ラング5はX410〜X417の8点がすべてONのとき、出力リレーY410をONにする回路です。

ダウンロード
次はプロジェクトをIQ-Rにダウンロードし、CPUを再起動します。
MXRコントローラー側
次はMXR300-64側を構築します。
IP設定
最初に、MXR300-64のIPアドレスを設定します。Module Parameter→Module Parameter(Ethernet)をクリックします。

こちらはEthernetの設定画面です。

IPアドレスをネットワークに合わせ、Applyで設定を適用します。

Simple CPU Communication設定
次はSimple CPU Communicationの設定を有効にするために、Application Settings→Simple PLC Communication Settings→赤枠の部分をUSEに設定します。

次は下記のDetail Settingをクリックします。

こちらはSimple PLC Communicationの設定画面になります。

SLMP-Compatible Device
通信設定-Communication Pattern
最初にCommunication Patternに該当する接続が読み・もしくは書きを設定します(コントローラー視点)。

最初は読み出しコマンドを設定します。

通信設定-Source
今度はSource(接続先)を設定します。

こちらは通信元の設定画面になります。

Device TypeのDrop-listから通信方式を選択します。今回はSLMP-Compatible Deviceに設定します。

次はIPアドレス・使用PORT番号を設定します。

通信設定-Target No
こちらはNo SpecifiedのままでOKです。

通信設定-Source-Bit
次は通信元から取得したいBitデバイスタイプを設定します。

今回の例ではYに指定し、Y200からY29Fまで160点のデータを取得すると指定しました。

通信設定-Source-Word
今度は通信元から取得したいワードデバイスタイプを設定します。

今回の例ではYに指定し、D200からD299まで100点のデータを取得すると指定し、そしてデータをD200からD299まで転送するようにします。

最後はCheckボタンをクリックし、設定エラーがないかをチェックします。

Done!

MELSEC IQ-R(Built-in Ethernet)
通信設定-Device Type


Retry/Monitoring Time

プログラム
今回はpSimpleCommという通信テストプログラムを作成しました。

これからプログラムを簡単に解説します。

RUNG1-4
このブロックは、MX_SQ(SimplePLC)モジュールの各設定番号のステータスワードと定数H3を比較し、一致した場合に対応する補助リレーをONにする回路群です。


Rung5
このラングは、外部入力信号X0〜X7(st040_RX0〜st040_RX7)のすべてがON状態であるときに、補助リレーM499をONにする回路です。

Rung6-11
こちらはリモート入力をローカル出力にミラーリングし、IQ-Rに転送するプログラムです。

Rung14-15
こちらもMXRコントローラーからIQ-Rに転送するプログラムです。

Rung16
こちらもMXRコントローラーからIQ-Rに転送する(ワードデバイス)プログラムです。

Download
最後はプロジェクトをMXRコントローラーにダウンロードしましょう。
結果
最初にGXWORKS3から通信状態を確認します。Diagnostics→Simple CPU Communication Diagnosticsをクリックします。

Done!現在4つの接続にも正常に通信しています。

プログラム上でも現在4つの接続が問題ないことを確認できました。

IQ-RとMXRコントローラー間にもBitデバイス・ワードデバイスのデータ交換できました。

