前回はProfinetはどんなものなのか簡単に説明しました。もし見てなかった方はこちらで参
考ください↓
今回は標準なProfinetネットワークを構成するには必要な設定項目などを説明します。
Configurations
TIA(Siemensのエンジニアツール)でIO Controller・IO Devicesパラメータなど設定することが可能です。そして設定完了したプロジェクトをCPUにダウンロードすれば、CPUが立ち上げるときに現在の構成とCPU内の構成を常に比較し、もし違いがあればエラーを発生します。
Assign Parameters
Step7の中には以下のパラメータを設定することが可能です・
- Devices名
- IP
- モジュールのプロパティー・パラメータ
なので、メンテナンスの交換あとはCPUの電源を入れ直すだけでOKになります。
Profinetのネットワーク構築作りは他のところにも書いていますので、ここで説明いたしません。
Device Name
IO Controllerの下にぶら下げるIO Devicesになる前に、まずDevice名が必要です。これをIPだと同じくイメージしてください。独自でかネットワーク内で被らないDevice名。ProfibusだとDPアドレスって感じですね。IO Devicesが出荷したとき、IO Devices内にはDevice Nameがありません。なので、先のAssign Device Nameの作業は絶対必要になります。TIAなどのエンジニアツールで設定可能です。
ちなみに、DeviceNameを設定するときは構造化された名前がおすすめです。DefaultでDeviceを新設するときIO_Device1などの意味のない名前になってて、できればUnit1.PLC1.ST5のようにわかりやすい名前つけるのはよいだと思っています。
Device Number
そしてStep7の中に各IO DevicesにはDevices番号が設定されています。それはDevicesの診断情報をプログラムでいただきたいときに使われています。
IP
最後はIPですね。もちろんProfinetネットワーク設定するにはIPは必ず必要ですね。TIAであIO DevicesをIO Controllerのネットワーク内に設定するときに自動的に被らないようにIPを割り付けてくれます。そしてDevice名を実際IO Devicesの実機に割り付けたあと、CPUをStartupすればCPUが各DevicesにIPを振るようにします。(もちろんすべてではないです。例えばSclanceなどのネットワーク系のDevicesは先に手動でIP設定する必要があります。)
今回は少し短いですが、次はいよいよRT・IRTについて説明します!