FANUC#ROBOGUIDE012_User Frame

この記事ではFANUCのロボットのUser Frameについて説明します。

座標表示の切り替え

POSNをクリックし、ロボットの座標を確認しましょう。

WORLD座標を表示切り替えます。

COORDを押すと、いまTOOLなのかWORLDなのかUSERなのかも切り替えます。

WORLD座標

まずTableを追加します。

ロボットを少し場所を変えますね。

User Frameを設定などする前に、まずWORLD 座標を簡単に説明します。Teach PendantでWORLD座標表示に切り替えます。

XとYはAXIS1から基準の座標になります。

そして横から見ますとZはAXIS2を基準としています。

心の中で覚えてください。

User Frameとは?

When working with a robot, it is often desirable to align the Cartesian axes with your intended work area. This may be at a different position or angle than the base of the robot (World Frame) so the option of User Frames is used.

A User Frame is a redefined coordinate system allowing the operator to change where the intersection of the axes is located (origin) as well as the direction of each.

X, Y, and Z remain at right angles to one another but their positive directions from the newly defined origin are chosen.


User Frame(UF)設定

MENU>SETUP>Framesで操作します。

いまTeach Pendant上ではTool Frameになっていますが、Other>User FrameでUser Frame設定画面に切り替えます。

画面がUser Frame設定に変わりました。

DETAILボタンをクリックします。

そうするとUser Frame1の詳細設定画面に変わります。

Three Point Method

METHOD>Three Pointを設定します。

まずCommentにわかりやすい名前を入れましょう。

次はUser FrameのOrient Origin Point・X Direction Point・Y Direction Pointを設定します。

Robotをテーブルのかどに移動しましょう。

このような感じですね。本来なら色々な補助ツールを使って、User Frameの座標を精密に設定する必要がありますが、ここではコンセプトを教えるためだけなのでざっくりで行きます。こんな感じですね。

Teach Pendant上でOrient Origin Pointを選んでるかもう一度確認し、SHIFT+RECORDで

位置を補保存します。保存されたPointはUNINIT>RECORDEDに変わります。

Xも同じような作業をします。

もちろんYにも。

3つのPointにもセットされたところで、Teach Pendant上では”New position calculated”のメッセージが出てきて、状態もRECORDEDからUSEDに変わります。

Work Cell Treeから先に設定したUser Frameをクリックします。

そうするといまTableのかどに小さなXYZ座標が見えますね。それはあなたのUser Frameです。

赤い座標をクリックします。

EDIT UFrameで細かい調整するにも可能です。


POGRAM

User Frameが作成したところで、プログラムから動かしてみよう。

CREATEボタンをクリックします。

プログラム名は…まぁ適当でいいです。本場ならちゃんとわかりやすい名前にしましょうね。

EDITします。

POINT追加

この画面で直接ロボットにPointを教えて保存することができます。

まずロボットの行き先へ移動します。

POINTのボタンをクリックします。

とりあえずJ P[] 100% FINEでよいです。

それらの意味はまた別の記事で説明します。

それでP[1]が記録されました。

POINT2,3,4,5,6,7…実際にも同じな作業です。

これで全部のPOINTが追加されました。

でもロボットプログラムは作業が終わったあとに最初のPOINTに戻るようにしましょう。


テスト

Tool BarにあるPlayボタンでシミュレーションしてみましょう。

ロボットがそのとおりPOINT間移動してくれますね。

SHIFT+COORDでいまの状態を確認できます。

Tool2、User1は2番目のツールと1番目のUser Frameを使用しています。

左にあるWork Cell Treeと一致していますね。


POINT Detail確認

先のプログラムに戻り、設定されたPOINTを選び、POSITIONボタンをクリックします。

いまP[1]がUF1 UT2のPointになっています。つありUser Frame1、User Tool2のことです。

このXYZはUser Frame1に対する相対座標だと思ってください。

つまり下図のようですね。User Frameの原点からX300、Y186のようなイメージです。

POSINWORLD座標にも表示に変えられます。

The Power Of User Frame

では実際User Frame設定するとなにがよいのか、見てみましょう。

例えば、いまTableの位置が下図のように変わりました。

本来なら先にロボットでTeachingした6点をもう全部やり直しする必要があります。

User Frameが設定してる場合だと、そこまでしなくてもOKです。

まずSETUP>Frame Menuに入ります。

User Frame1を選び、CLEARします。

Clear Current frame?の確認文字が出てきます。YESです。

そしてUser Frameを先のStep通りもう一度Teachingし直しすれば、ロボットは同じのPointに移動するができます。

User Frame x Position Register

次は作業Tableが2つあると考えとしよう。

少しロボットに近い場所に調整します。

User Frame 追加

ロボットを動かしてもう1つのUser Frameを追加します。

そしてプログラム画面開いて、先TeachingしたPoint行きます。Positionボタンをクリックします。

先ほどにも確認しましたが、TeachingされたPは全部UF1とUT2のものです。

つまり、新しいUser Frameを追加してもこのデータではロボットが動きません。無理やりやるとUser Frame番号違いますよみたいなエラーになります。

Position Re-Teach

ここでPositionを一回再Teachingしましょう。

まず現在のPointをAll削除します。

EDCMD>DELETEします。

全部を選んで…YESします。

Position Register追加

DATAボタンをクリックします。

TYPE>Position Regをクリックします。

いくつのPointをTeachingしましょう。

操作はSHIFT+RECORDでPointを保存します。

プログラム修正

次はプログラムの修正ですね。先追加したMYPATHを開きます。

今度はL PR[] 100mm/sec FINEにします。

いま使用してるのTool=2,User=2ですね。

ですが、PR[1]を詳細に見ますと、いまはUF:F UT:Fになっています。

つまりUser Frame・Tool Frameに関係なくなりましたね、このPR。

ではプログラム内で、

UFRAME_NUM=1

UTOOL_NUM=2

OVERRIDE=100%

のコードを入れます。

そうすると、プログラム実行する前にまずUser Frameが1になり、Tool Frameが2になり、Overrideは100%になります。

プログラム走るとTable2からTable1に移動しPOINT移動するようになりますね、ロボットが。

UF2に切り替える、方法1

プログラム中にUFを切り替える方法がたくさんありますね。方法1はLine4-8のPoint移動をCOPY PASTEし、途中でUF=2のコードを入れます。

EDCMD>Copy/Cutします。

SELECTボタンをクリックします。

全部選び、COPYします。

一番したにPASTEします。

Paste before this line?

LOGICを押します。

それで貼り付けましたね。

あとはUFRAME_NUM=2に変更すればOKです。

UF2に切り替える、方法2

FOR LOOPを使用します。

EDCMD>FOR/ENDFORを選びます。

コードのLine1にFORを入れます。

次はは一番したにENDFORを入れます。

UFRAME_NUM=R[1]に変更すればOKです。

テスト

ちゃんとTable1書いてたからTable2に移動しもう一度書きますね。

最後

少し長くなりましたが、ここでUser Frameはどういう動きや設定なのかわかりましたでしょうか?

このシリーズではFANUCのロボットとROBOGUIDEの使用について勉強用のメモになります。あくまでも個人的に書いてたものなので、実際使うときには安全に注意し、経験あるエンジニアと一緒に作業してくださいね。

Footer_Basic

Please Support some devices for my blog

Amazon Gift List

Find ME

Twitter:@3threes2
Email:soup01threes*gmail.com (* to @)
YoutubeChannel:https://www.youtube.com/channel/UCQ3CHGAIXZAbeOC_9mjQiWQ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする