今回Profinetの話をもう少し深く掘ってみたいと思います。
まず多くの人はEthernetを聞くと、これは単純にケーブルの種類じゃない?と思われる方が多いかもしれませんが、実にこのCableが様々なプロトコルが走っています。Profinetももちろんその仲間です。
ProfinetはIndustrial Ethernetのベースとして設定されたものです。ProfientでもPROFINET CBA (component based automation) 、PROFINET IO (input output)などがあり、今回話したいのはPROFINET IOになります。
PROFINET IO
主に3種類の役割に分かれています。
IO Controller
通常はPLC・DCS・Motion Controllerなど自動のプログラムが入ってるでデバイスに該当します。ProfibusからいうとMasterのような感じですね。
IO Devices
IO DevicesはProfinet IOのネットワークにある分散デバイスと該当します。主にIO Controllerに制御され、各IO Devicesにも自分のモジュール持ってます。すべてデータのやり取りはエンジニアツール上で各スロットにあるデバイスのIOアドレスに従っています。ProfibusからいうとSlaveのイメージですね。Real-timeあり。
そしてProfinet Devicesを構成するに必要なのはGSD Filesです(General Station Description)。GSDMLはXML Formatのような感じになりますね。
IO Supervisor
最後、IO SupervisorはHMI・PC・エンジニアツールなど情報診断・Commissioningときに使われるものに該当します。Real-Time通信ではない。
Provider/Consumer model
Profinetは“Consumer-Provider” モデルを使用します。
簡単にいいますと、各Devices・Controllerからも自分から必要な情報を交換するのイメージですね。
- IO Controllerからみますと、IO ControllerがOutputデータをProfinetネットワーク上にあるIO Devicesに提供します。IO Controllerはネットワーク上には”Provider”でありIO DevicesはそのInput dataのConsumerになります。
- IO Deviceは自分のInputデータをIO Controllerに提供の役割で(Provider)、同時にIO Controllerから頂いてはOutputデータのConsumerである。
Slots and modules
これからProfinet Devicesのモデルをついて少し説明します。
- Bus interfaceついてるSlotです。
例えばET200spの本体のモジュール - Slotについてるモジュール
例えば16x24DIのInputモジュール - Subslotの中にあるSubmodule
例えば16x24のDI Inputモジュールの最初の16チャンネルグループ - 各Submoduleのチャンネル
例えば8チャンネルに1チャンネル目…とか
Update time
IO ControllerとIO DeviceをIO data交換するの”周期”があります。この”周期”は各IO Deviceに別々に設定することができます。もちろん、Step7も自動的に更新周期を計算し設定くれます。
Watchdog time
Watchdog TimeはIO Controller・IO DevicesなどIO dataのやりとりなくてもOKの時間だと考えてください。例えばIO ControllerのWatchdog time設定は5になると、5回もIO dataをIO devicesからもらえないのであれば、IO ControllerはStation failureになります。
このWatchdog timeはSiemensのエンジニアツールの中に設定できます。
今回はここまで説明します。
次はReal-time・Isochronous real-time communication を説明しますね。