こちらはPLCNEXTの新しいシリーズSPLCの使用について紹介します。PLCNEXTのSPLCとAXCF 2152やAXCF 3152と組み合わせて使用することにより、安全アプリケーションを作成することができます。
以下はこのシリーズで使用する構成例です。
AXCF 3152の左にはSPLC1000があり、右にはSmart ElementsのBase unitとSafety入出力モジュールがインストールされています。
さ、始めよう!
SPLC?
SPLC 1000は安全関連のコントローラで、PLCnext Control Extensionと呼ばれる拡張モジュールであり、AXC F 2152またはAXC F 3152の左側に配置することができます。SPLC 1000はPROFIsafeプロトコルをサポートしています。SPLC 1000はPROFIsafeシステム内でF-HostとF-Deviceの両方として同時に使用することができます。F-Hostとして、SPLC 1000はPLCnext Controlデバイスの右側に接続されたAxioline Fステーションモジュール内のF-Deviceと直接通信します。Ethernetネットワーク内の安全関連のI/Oレベルは、使用されているPLCnext Controlデバイスを介してPROFIsafe/PROFINET経由でSPLC 1000に接続されます。
Programming
PLCnext Engineerを使用して、SPLC 1000の設定とプログラミングを行うことができ、PLCnext Engineerは使用されているPLCnext Controlデバイスを介してSPLC 1000に接続されます。
Web-based management
SPLC 1000自体には統合されたWebベースの管理インターフェースはありませんが、AXC F X152のWeb Server経由でSPLCの情報を取得可能です。
LED
SPLCの診断および状態情報は、SPLC 1000上のLEDで直接表示されます。
- FS: 故障状態: SPLC 1000の安全状態。
- RUN: SPLC 1000の動作状態。
- P: SPLC 1000(F-Device)と上位の安全関連コントローラ(F-Host)との間の安全関連通信の状態。
- C: SPLC 1000(F-Host)と設定された下位F-Device間の安全関連通信の状態。
Internal Block
こちらはSPLC1000の内部基本回路です。
Power Supply
SPLC 1000 と使用する PLCnext Control デバイスの電源電圧は、共用の24VDC電源ユニットを介して供給する必要があります。
Terminal
a1,a2=24DC プラスで b1,b2=GNDになります。
License
PLCNEXT EnginneringでSafety プログラムを作成するにはライセンスが必要です。USBライセンスをPCにさしてください。
PLCNEXT EngineeringがインストールされたPCからUSB内のライセンスを確認しましょう。Browserから下記のLINKにアクセスします。
CodeMeter WebAdminのWebが表示されました。
PHOENIX CONTACTのUSBを開いたらUSB内のライセンスが全部確認できます。
Active
Activatio Wizardを起動します。
Nextで進みます。
Activation /Deactivation on this PC>Activate Licenseを選び>Nextで進みます。
Ticket IDを入力します。
おそらくPHOENIX CONTACTからライセンスを購入するときこのような紙がくると思います。Ticket IDはこちらです。
ですが、Resultsには”The Actual status of license allows only deactivation”のメッセージが表示されています。つまり無効の操作だけできる、と。
Deactive it
それなら一回ライセンスを無効化してみます。Activation/deactivation on this PC>Deactivate licenseを選び、Nextで進みます。
すべてのライセンスを選択し無効化します。
Done!
Active again
同じ操作でもう一回ライセンスを有効にしましょう。
Done!
Online
SPLC1000と自分のPCと繋がれるかを試してみましょう。
こちらは自分のPLCNEXT Engineering Versionになります。
File>New Projectで新規プロジェクトを作成します。
Projectをダブルクリックしましょう。
Online ControllerのTabを開きます。
Drop-ListからCPUと接続してるNetwork Adapterを設定します。
隣のマークでCPUを検索します。
Done!3152が見つかりました。
3152を右クリック>Add To projectでLocalのPCにプロジェクトを追加します。
CPUの選択画面が変わります。
Drop-listから複数のCPUタイプを選択できます。
TypeにDrop-Listがあり、AXC F 3152(AXC F XT SPLC1000)を選び>Okします。
初めてLoginするの場合、Safety Passwordを設定する必要があります。
Done!Safety PLCの項目があります。
Safety PLCをダブルクリックするとSafety Cockpitが開き、安全機能関連の設定などを行うことができます。