Indusol#PROmesh P10+_Part05_MRP機能を使ってみよう

こちらはIndusol社のネットワーク機器記事の第5話を展開していきます。PROmesh P10+にはMRP(Media Redundancy Protocol )機能があり、MRPは、可用性の高いネットワーク用のリングプロトコルで、 高可用性は冗長化された通信経路によって実現され、通常時はシャットダウン状態に設定されます。

ネットワークに接続されたデバイスは、物理的にはリングだが、ライン・トポロジーで動作します。 障害が発生した場合、非常に短い回復時間の後、以前に無効化されたパスを介して通信を行うことができる。

今回はその機能や構築方法を説明します。

さ、FAを楽しもう。

Reference Link

http://soup01.com/ja/category/indusol/

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MRP(Media Redundancy Protocol )?

PROFINET のMRPはすべてのコンフォーマンスクラスでオプションですが、アプリケーションによっては正しい動作のために重要です(例えば、安全アプリケーションでのホットバックアップ)。

PROFINET はリングトポロジ ーによってネットワークメディアの冗長性を提供します。 

また、PROFINET は 2 つの主要なメディア 冗長クラスを定義しています。 

  • MRP – Media Redundancy Protocol はIEC 62439で定義されている冗長化プロトコルで、50台接続時のネットワークの断線時間を200ms以内とすることができます。
  • MRPD – Media Redundancy for Planned Duplication はバンプレス冗長です。

MRPは通常リアルタイム(RT)、MRPDはアイソクロナスリアルタイム(IRT)で使用されますが、アプリケーションの要件に応じて交換することができます。

MRPとMRPDは、リング・トポロジーが適切に動作するよう常に監視するRing Managerの設計を採用している。 Ringが壊れた場合、ManagerはRing上の他のClientに障害が発生したことを通知し、Line・トポロジーに切り替える必要があります。

  • MRPの場合、このプロセスは数ミリ秒かかります。
  • MRPDはデータの受信者にリング上の双方向ですでにリアルタイム・フレームを送信するため、より高速なバンプレスを実現できます。

MRPにはもともと、ClientとManagerの2つのエンティティがあった。 

  • ClientはRingのほぼ受動的なコンポーネントで、Managerのリードに従った。
  • Mangerは “プライマリ “ポートから特別なイーサネット・フレームを送信し、”セカンダリ “ポートでそれをリッスンする。 

これらのTelegramがRingを一周すれば、リングが無傷ですべてが正常であることになります。 これらのTelegramがセカンダリリングポートに到達しなかった場合、Managerはプライマリポートとセカンダリポート間でTrafficの転送を開始し、孤立となったCleintとの通信を再確立します。

Why Ring Topology?

ネットワークにリング・トポロジーの使用を検討する理由は数多くあります。 最も一般的なものは、ネットワーク・ノード間の物理的な接続経路を冗長化することで、ネットワークの1つのレグが壊れたり、失われたりしても対応できるセミ・フォールト・トレラント・ネットワークを提供することです。 

S1・S2・R1・R2?

PROFINET の冗長化には面白い用語があります:それはS1・S2・R1・R2です。システムの冗長性は、障害発生時にシステムを維持するために、デバイスやコントローラへの複数の接続という概念に依存している。 

デバイスやコントローラが複数の物理的なネットワークアクセスポイント(NAP)を使用することで、デバイスのハードウェア障害を許容し、接続を維持できます。 

また、コントローラの冗長性によりデバイスはNAPを介して複数のアプリケーション関係(AR)をサポートし、コントローラの1つの障害に耐えることができます。

S と R は PROFINET ノードがシングル NAP か冗長 NAP かを表します。 

そしてS か R に続く数字は、PROFINET ノードがそれぞれの NAP でいくつの AR をサポートしているかを表します。

S1

システム冗長化機能を持たない通常のPROFINETデバイスは、1つのNAPとそのNAP上の1つのARを持つので、S1デバイスに分類されます。

S2

そのかわりに、NAPは1つだが複数の接続をサポートする少し複雑なPROFINETデバイスがS2デバイスになります。

R1

先ほど説明したS2デバイスは通常、ほとんどの用途において十分な冗長性を持っていますが、単一障害点に悩まされています。 それは両方の接続を処理するNAPに障害が発生し、デバイスが両方のコントローラから切断される可能性があります。 そこでR1デバイスの出番です。R1デバイスは、2つ(またはそれ以上)の冗長NAP上で単一のARをサポートするようになっています。

R2

R2冗長性は、R1のコンセプトを拡張し、よりフォールトトレラントなシステムを構築できるが、その複雑さのため、R2デバイスは、冗長デバイスの中で一般的でないタイプです。  ほとんどのデバイスベンダーは S2 か R1 の冗長化ソリューションを提供しています。 

Implementation

Siemens Side

それではTIAプロジェクトから構築していきます。

Configure Topology

TIAプロジェクトからTopology viewを開きます。

Siemens Port1

Siemens S71516F-3のPort1がIndusol PROmesh P10+のPort4と接続しています。

Topology viewからS71516-FのPort1をそのままIndusol PROmesh P10+のPort4と線で繋がりましょう。

Done!

実際TIAのTopology view上で各Portをクリックすると、該当するPort名がPropertyに表示されます。

ET200SP Port1

ET200SPのPort1がIndusol PROmesh P10+のPort2と接続しています。

Topology viewからET200SPのPort1をそのままIndusol PROmesh P10+のPort2と線で繋がりましょう。

Done!

ET200SP Port2

ET200SPのPort2がIndusol PROmesh P10+のPort6と接続しています。

Topology viewからET200SPのPort2をそのままIndusol PROmesh P10+のPort6と線で繋がりましょう。

Done!

PROmesh‐P10+ Configuration

次はTIA上にPROmesh‐P10+の設定を変更します。

Media redundancy

General>Media redundancyをクリックします。

こちらはMRPの設定画面であり、Media redundancyにあるMedia redundancy RoleをManagerとして設定します。

Ring PortはPort2とPort6(ET200SPの2Portが接続されている)を設定します。

ET200SP Side

TIAはMRPの設定を自動的にやってくれますが、念のために確認します。ET200SP>Advanced options>Media redundancyを開き、Roleは”Client”であることを確認してください。

Result

Done!

Download

最後はプロジェクトをCPUにDownloadしましょう。

Indusol Side

今度はIndusolのPROmesh P10+を設定します。

MRP Setting

IndusolのPROmesh P10+のWeb Serverにアクセスし、Redundancy>MRPを開きます。

First Ring PortとSecond Ring Portを先程TIAプロジェクトに合わせて設定しましょう。

Operation ModeをMasterに設定します。

Convergence Timeはアプリケーションに合わせて設定しましょう。

Result

Done!これで設定OKです。

こちらの動画から、Port2とPort6のどちらの経路を切っても、ET200SPのモジュールもシフト出力し続けます。また、LANケーブルを差し戻すと、ET200SPやS71500、PROmesh P10+のエラー状態から復旧されます。

最後はPROmesh P10+にあるAlarm Setting MRP設定を紹介します。Default上でその設定”No Monitored”に設定されています。

MRPがRingネットワーク損傷を検知すると、CPUにエラーメッセージを送信していますが、診断メッセージが表示されていません。

ですが、その設定”Monitored”に変更すると、MRPがRingネットワーク損傷を検知したら、CPUにエラーメッセージだけではなく、診断メッセージも表示されてました。

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