PhoenixContact#PLCNEXT Firmware更新するときの注意ポイント

この記事ではPhoenix ContactのPLCNEXT Firmwareアップデートのときの注意事項を説明します。さ、FAを楽しもう。

前書き

いつも私の技術ブログとYouTubeチャンネルをご覧いただき、心より感謝申し上げます。また、いまFullさん(full@桜 八重 (@fulhause) / X)と共に毎週水曜日の夜にお届けしている「高橋クリス」ラジオ番組を運営しています。

技術は独り占めせず、届けるもの

私たちは工場の生産技術や制御に関する技術情報を、ブログや動画などで無料公開しています。「知識は誰でもアクセスできるべき」という信念のもと、現場で役立つ具体的なノウハウやトラブル事例などを発信してきました。すべて無料で続けているのは、「知らなかったせいで困る人」を少しでも減らしたいからです。

また、もしあなたの現場で…

  • 「このPLCとデバイスの組み合わせ、ちゃんと動くのかな?」
  • 「EtherCAT通信でうまくいかない部分を検証してほしい」
  • 「新しいリモートI/Oを試したいけど社内に検証環境がない」

など、困っている構成や試してみたいアイデアがあれば、ぜひお知らせください。機器の貸出や構成の共有が可能であれば、検証し、記事や動画で発信します(ご希望に応じて匿名対応も可能です)。

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注意ポイント1-CPUHWの交換性

最初に注意しないといけないハードウェアの交換性です。例えば下図ではAXCF3152のFirmware Downloda画面ですが、右では、Hardware Version01,02,03,04だと書いてます。なので2025-6のFWではAXCF3152のHW1,2,3,4にも互換性があります。

ですが、AXCF2152の場合はFWのVersionによってHardware Versionが02からにもありますので、FWアップデートする前に注意してください。

CPUのHW Versionの確認はWeb Serverから確認できます。

CPU本体(12)にも印字されています。

注意ポイント2-他のHWの交換性

例えば、下図はAXCF CPUのFW更新ドキュメントですが、SPLC 1000・3000は安全PLCで、該当するFWにも対応できないHWありますので、注意が必要です。

注意ポイント3-気長く待ちます

Firmwareの更新は場合によって10分以上にもかかります。その間では電源ON/OFFは絶対しないでください。

こちらはFw-2025-06更新後のWeb Server画面です。

前と比べると見れる情報が大幅増えますし、セキュリティの面などから考えるとFirmwareを最新していきましょう。

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