FANUC#簡易マスタリング操作してみよう

今回の記事ではFANUCロボットの各軸についてる合いマーク(ケガキ線)を利用してゼロ度位置で簡単マスタリング操作を行います。この簡単マスタリング操作によって以下のアラームを解除できます。

  • サーボ-062 BZAL バッテリーz炉
  • サーボ-038 パルスカウト不一致
  • サーボ-072 CMA

などなど。

さ、FAを楽しもう!

前書き

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技術はひとりじゃもったいない。

手順

MENU画面を表示させます。

0 –NEXT–を選択します。

6 SYSTEM→2 Variablesを選択します。

こちらはファナックロボットコントローラーのシステム変数設定画面です。

ITEMボタンをクリックします。

ロボットTeaching pendantに”Enter line number:”のメッセージが表示されます。361を入力します(実際のロボットコントローラーによって番号が異なる場合があります)。

361 $MASTER_ENBを0→1に変更します。もし元々1ならば次に進んで行きましょう。

今度は 364 $MCRを選択し、ENTERをクリックします。

こちらは$MCRの設定画面です。

$SPC_RESETをTRUEに設定します。そのパラメータは一瞬だけTRUEになり、またすぐFALSEに戻ります。

次はロボットコントローラーの電源をOFF/ONします。それによってサーポ062がリセットされます。

先程と同じ操作でSYSTEM変数画面に入り、169 $DMR_GRP変数を開きます。

更にENTERボタンをクリックし画面を開きます。

こちらは$DMR_GRPの設定画面です。

$MASTER_COUN変数を開きます。

この画面に表示されているマスタリングデータ1-6をメモしてください。

(場合によって7-8にもあります)

次はPREVボタンをクリック、前の画面に戻ります。 6 $REF_POSをクリックします。

$REF_POS値がすべて0であることを確認してください。もし0ではなければ0に設定してください。

次はPREVボタンをクリック、前の画面に戻ります。 今度は7 $REF_COUNTを開きます。

その値はMASTER_COUNと同じであることを確認してください。もし違う場合は、MASTER_COUNの値をREF_COUNTに上書きしてください。

次は 5 $REF_DONEをTRUEに設定します。

次はアラームを解除し、各軸に設定します。

各軸を合いマーク(ゼロ度)に合わせて移動してください。

次はTYPE→ 3 Master/Calをクリックします。

こちらはMaster/Calの設定画面です。

次は 3 QUICK MASTERをクリックします。

1をクリックし→YESで確定します。

Done!

最後は7 CALIBRATEをクリックし完成しましょう。

こちらは実際の操作画面です。

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