前回はDriveの追加・Control Panelで動かしてみることまではやりました。ちょっと時間おいたけど、今回はDriveの速度・PositionなどをMonitorする方法をついて紹介します。この機能は別のDriveだけではなく普通の変数Monitorにも使えますが、Drive調整とかするときに一番出番が多いじゃないかな?と思っています。では、始まりましょう!
まずこちらは前回のBlogです:
始まりのプロジェクトはこちらでダウンロードできます:
https://github.com/soup01Threes/TwinCAT3/blob/main/TwinCAT%20Project_DriveProject1.tnzip
YT Scope Project追加
ダウンロードしたプロジェクトを開き、File>New>Project..を選びます。
YT Scope Projectを選びます。
下のSolutionのところに”Add too solution”を選択し、OK。
ここでYT-ScopeはSolutionと同じなDirectoryにするとおすすめです。
いまSolutionの中にMeasurement Projectが追加されました。
このYT Scope ProjectはTraceみたいな機能でこれを使って速度・位置・コマンドを一括Monitorすることができます。YTはつまり、X軸は時間で、T軸はMonitorしたいTagになります。
Monitor Tag追加
次はMonitor したいTagを追加したいと考えます。
YT Scope Projectを選んで右クリックしTarget Browser起動します。
私は自分のパソコンでRuntime走っていますのでこれしかみえませんが、はい。
このRuntimeのTarget展開してみますと、350、501と851が見えます。
501はDriveの変数ですね。
今回のプロジェクトは仮想軸2追加しましたので、ここでAxesを展開しますとAxis 1とAxis 2が見えますね。
とりあえずMonitorしたいTagを選んで、ダブルクリックし追加しましょう。
隣のDataPool見ますと、先追加した変数が見えます。
ちなみに、軸が移動してるかどうかもみたいので、Axis 1>ToPlc>NoMovingも一緒に追加しましょう。
よし、これで準備OKです。
ちなみに、851はいまPLC内の変数が入っています。
Monitor Axis追加
Tagも追加しましたね。次はMonitorするときの”Group”を分けます。
YT Chartを右クリック>New Axis。
では、とりあえず3つ追加しました。
次はDrop & Releaseで好きなGroupに移動しましょう。
こんな感じで行きましょう。
Monitorカスタマイズ
Commandを発行しますと、Positionの変化ははげしくなりますので、少しわかりやすいように設定したいです。ActPosのところにクリックします。
あ、ちなみに、ActPosのところは黄色ICONついていますね。つまりTraceに表示される軸のPositionは黄色になりますね。
右画面にそのPropertiesが設定できます。
Y-AxisのMin/MaxがDefaultが自動Scaleですが、いまはManualに設定し、UpperとLowerを5000と-5000に設定します。ー
これで準備OKです。
Monitor始めよう
上のTool barにはStart Recordというボタンがあります。
クリックすると、Recordがスタートになります。
念の為、ちょっと大きく見せますね。
こんな感じになりますね!
Record終わると、Stop Recordで止まることができます。
本当に止まりますか?って聞かれます。
はい、OKです。
念の為、多くZoomしますね。
Data保存
最後はRecordしたデータを保存したいですね。Save Dataを押します。
このボタンですね。
とりあえずYes!
保存したら、Measurement Projectの中にDataが追加されたことがわかりますね。
その中に先のDataを自由で見ることができます。
はーい。お疲れ様ですー
こちらは設定後のProjectになります: