前回は基本セットアップ話ししましたので、次はADS通信設定を構成する方法の注意事項を書きますね。
前回
ADS セットアップ
まずあなたのProject>Server>ADSをクリックします。
Runtimesのところをクリックします。
そうすると、いま設定されているRuntimeのAmsNetIDとPortなどの設定画面が見えます。
では、まずDiagnosticsでいまの接続状態を見てみましょう。
PLC1はRuntimeの名前で、
SystemやADS State一応もRunになっていますが、まだSymbol一つもつながっていない状態なので、0x710になりますね。これからどうやって設定するかを説明しますので心配しないでください。
GVL Tag作成
次はいくつのTagを作成します。
1つ目のGVL.data1には{ attribute ‘TcHmiSymbol.Hide’ }のAttributeついています。
それらの意味は次に説明したいと思います。
{ attribute ‘TcHmiSymbol.Show’ }
変数にそのAttributeが付けてる場合、HMI上で表示されるようになります。ですが構造体の変数にはその一番Top Levelの変数になります。<White List>
例えば、MyVar.s1.value2の変数があるとすると、表示されるのはMyVarだけになります。
{ attribute ‘TcHmiSymbol.ShowRecursively’ }
変数にそのAttributeが付けてる場合、HMI上でTop Levelのものだけではなく、全てのSub-Elementも表示するようになります。<White List>(例えば構造体)
ですが、{ attribute ‘TcHmiSymbol.Hide’ }に個別付けられた変数は表示しません。
{ attribute ‘TcHmiSymbol.Hide’ }
変数にそのAttributeが付けてる場合、変数はHMI上で表示されません。(注意するのはそのAttributeつけてる変数のみが非表示、Black-listされる)。そして構造体の変数に付けされた場合は、その変数以下のSub-ElementもHMI上で非表示されます。個別で表示したい場合は、該当する変数に{ attribute ‘TcHmiSymbol.Show’ }をつけてあげてください。
{ attribute ‘TcHmiSymbol.ReadOnly’ }
変数にそのAttributeが付けてる場合、HMIから変数値を変更することができません。
{ attribute ‘TcHmiSymbol.BLOB’ }
変数にそのAttributeが付けてる場合、ServerとClient間のデータ転送はBinary になります。(Packetのサイズ節約できる)でもClient側は自分でそのBinary列を分解・変換する必要があります。
BlackListing?WhiteListing?
自分が使ってるんのHMI Server Versionが1.12なので、PLC SymbolsにはBlack list・White Listのアクセス制御ができるようになります。先程で紹介されたAttributeからSymbolをつければ大丈夫です。DefaultではBlack ListでつまりあなたすべてのSymbolをアクセスできるようになっています。HMI ConfigurationからBlack ListかWhite Listかを設定できます。
Server Tag構成
最後はADS TagとTE2000 HMI Serverを繋がります。
Other Windows>TwinCAT HMI Configurationをクリックします。
そうすると、先Runtimeで追加したSymbol見えましたね。
そして今度構造体を定義します。
それでもアクセスできます。